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2023年 2月 11日・12日 ― 学習内容

霊的真理の講義発表

学習のポイント
霊的真理を語ることの意義

2023年、最初の読書会は、皆さんに講義をしていただきました。読書会では、霊的真理を学ぶだけでなく、自分で講義の練習をしてそれを発表するということも行っています。霊的真理を正しく理解するためには、ビデオを見たり読書会で講義を聞いたりして、真理をインプットすることが大切です。それに加えて、学んだ真理を自分で語ってみるというアウトプットの学習も欠かすことはできません。読書会では、インプットとアウトプットの両方を行うことで、真理の理解を深めています。昨年の12月に、講義発表にあたって「真理を語る」「講義をする」ということの意義についてお話しました。

「真理を語る」「講義をする」ことの意義で、特に重要なことは3つあります。
1つ目は、講義によって「最高の霊的真理」を相手に伝えるということです。シルバーバーチによってもたらされた霊的真理は、これまで地上になかった画期的な真理ばかりです。
イエスが、地上人類救済のために必要な真理をまとめ、それをシルバーバーチが地上人に伝えました。イエスからシルバーバーチへ、そして私たちへと伝えられた最高の霊的真理を相手に語っていくのです。真理を語り相手に伝えるということは、スピリチュアリストにしかできない特権です。

2つ目は、講義によって真理を伝えるだけでなく、霊的エネルギーを相手に与えるということです。講義を聞く人(参加者)にとって読書会は、霊的真理を学ぶ場であると同時に、霊的エネルギーを補給して、霊的意識を取り戻す時間です。私たちは、日常生活の中で、霊主肉従の努力をしなければいけないと分かっていても、どうしても物質中心になってしまいます。読書会で講義を聞くことで、霊的エネルギーを得ることができます。そして、物質中心だった意識が一気に引き上がり、霊中心になることができます。

真理を語る人(講義をする人)は、霊的真理を伝えるだけでなく、霊的エネルギーを相手に与えるということを意識して練習に臨まなければなりません。真理を語るときの大切な準備として、自分の心を霊的エネルギーで満たすということです。もちろん、講義の練習はしなければなりませんが、講義の練習をするなかで、「この真理を相手に伝えたい!」という思いを高め、「霊界の道具として語れますように」と祈りながら準備を進めていくことが大切です。本番で、真理普及への熱い思いをもって講義をすれば、多少、足りないところがあっても、相手に霊的エネルギーを与えることができます。逆に言えば、スラスラと流ちょうな講義ができても、霊的エネルギーを相手に与えることができなければ、読書会の講義としては不十分だということです。

3つ目は、講義を通して、イエスをはじめとする高級霊との一体感を深めるということです。真剣に真理を学ぼうとする人たちが集う場には、多くの霊界人たちが集まってきます。数名の人間を目の前にして語るときも、その何十倍もの霊たちが集まっています。地上の人間だけでなく、その霊たちに向けても語っていくことを意識しなければなりません。地上人が道具となって高い心境で臨むことで、霊界との絆が強化されます。真理を語る人間が、霊界と一体となって語ることで、霊的エネルギーが地上へ届けられることになるのです。

霊的真理を語ることは、神聖な利他愛の実践です。「一人でも多くの時期のきた人に真理を伝えたい!」という熱意と真剣な思いをもって、霊的真理を語れるように力をつけていきましょう。霊界の応援を得て相手の魂に響くような講義を目指して努力していきましょう。


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