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2016年12月18日学習内容

スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ] 「死生観」の補足――世界三大宗教の「死生観」

1年を振り返って

学習のポイント72億の地上人の中で真実の「死生観」を持っているのは、スピリチュアリストだけ

早いもので、今年最後の読書会になりました。今回は、前半に「死生観」の補足として世界三大宗教の「死生観」を学習し、後半は例年通り、参加者の皆さんに1年を振り返ってお話をしていただきました。

前半では、キリスト教・イスラム教・仏教の「死生観」を簡単に見ていきました。これまで他の宗教の死生観をまとめて学習したことはありませんでしたので、驚くようなことばかりでした。スピリチュアリズムから見れば、どうしてこんなことが信じられるのか、と思うような教えが、何千年もの間、続いてきたのです。

人々は、人間にとって根源的な問題である「死」や「死後の世界」についての回答を宗教に求めてきました。宗教は、人々の疑問に答えようと教えを説いてきましたが、その大半は霊的事実からかけ離れた、人間がつくり上げた教えだったのです。これまで人間は、死んで初めて自分たちが信じてきた教えが間違っていたことを知り、愕然としたのです。

人類の霊的無知をなくすために、霊界が総動員で霊的真理を地上に降ろしたのがスピリチュアリズムです。「死」や「死後の世界」について、霊界にいる霊が現地報告として地上人に伝えてきました。人類は、スピリチュアリズムによって初めて、地上に生きている間に、死後の世界についての真実を知ることができたのです。

現在、地上人口は72億から73億と言われています。 その中の8割以上が、キリスト教・イスラム教・仏教など何らかの宗教の教えを信じています。つまり、地上人の大半が、間違った教えを信じて生きている、ということです。信仰熱心な人ほど、間違った教えで魂を縛り、せっかくの地上人生を台無しにしているのです。これこそ、最大の悲劇であり不幸ということになります。

それに対して私たちスピリチュアリストは、生きている間に真実を知ることができました。

・「死」は不幸や悲劇ではない
・「死後の世界」が、私たちの本来の世界である
・さらには、地上で生きている間に、霊的成長をすることが一番大切である

こうした、人間の根元に関わる重要な真理をしっかり押さえた生き方ができるのは、スピリチュアリストしかいません。スピリチュアリストは、無駄に悩み苦しくことなく、最高に価値ある人生を歩んでいくことができるのです。

地上の大半の人間が、間違った信仰の中で生きているのに対して、私たちは、真理を手にして生きていくことができるのです。スピリチュアリズムと出会えて、本当によかったのです。最高の幸運に預かったのです。私たちは、ただひたすら真理の実践に励めば、それがそのまま霊的成長につながり、地上でも霊界でも、最高の喜びを手にすることができるのです。まさにこれが、「救われた」ということです。

今年も、一人一人、さまざまな苦しみや困難に遭遇し、真理に照らして乗り越えてきたことと思います。1年間の頑張りは、これからの霊的成長の糧になっていきます。新しい年も、霊的真理を一人でも多くの人に伝えるために全力で歩んでいきましょう。

以下は、皆さんの「1年を振り返って」のお話しの要約です。

参加者の感想

今年は、全体像の学習、ブログの開設、公開ヒーリングのお手伝いといろいろなことを体験しました。全体像を学習したことで、霊訓が整理された形で理解できるようになりました。テーマを決めて霊訓を書きだしていくという学習も、真理がいろいろな側面から説かれていることを知ることができました。ブログの開設にあたって、文章の書き方を初歩から勉強しました。また間違ったことを書かないように調べることも多く、真理の理解を深めることにつながっていることに気が付きました。来年も、できる限りの努力で霊界の道具として役に立てるようになりたいと決意しています。

この1年は、『シルバーバーチの霊訓』との出会いが自分の過去の苦しみをすべて解決してくれたことをあらためて感じました。霊訓に出会って6年になります。その6年の間で、自分の人生を否定しないで、すべて「なるほど」と思うことができるようになったことは大きなことです。きっと、これから起こってくる苦しみも、意味のあることとして捉えることができると思います。何があっても受け止め、謙虚さを忘れないようにしたいと思います。

スピリチュアリズムの拠点がイギリスから日本に移され、日本は非常に重要な国になりました。私はその霊的先進国に生まれ、幸いにも霊訓と出会うことができました。高級霊が犠牲を払って人類救済のために降ろしてくださった真理を学んで12年になります。私は、スピリチュアリズムの底辺で働く霊界の道具になりたいと思っています。道具とは、命がけで働く高級霊に倣って捨石となる覚悟が必要です。残りの人生の中で、道具として認めてもらえるような生き方をしたいと決意しています。

スピリチュアリストは、この地球人類救済計画が権力や利益追求に利用されないように守っていく義務があると思います。その義務を果たすために、スピリチュアリストには霊的真理の正しい理解と実践が強く求められます。人類救済計画に携わる者には、厳しい試練が待ち構えており、忍耐と努力が必要です。これらの困難を乗り越えて、イエス霊団の真の一員となり、霊的無知の追放に向かって働いていきたいと思います。

今年は公開ヒーリングに参加することができました。シルバーバーチと出会い、スピリチュアリズム普及会を知り、読書会で学ぶことができ、とうとう公開ヒーリングに参加することができました。ここまで導いてくれた霊界に、感謝の思いでいっぱいになりました。公開ヒーリングで霊界を実感できたことで、これからの人生をスピリチュアリズムのために働いていく覚悟ができました。導いてくれた守護霊を裏切らないために今までの甘えを捨て、霊的真理の普及と利他愛の実践の道を歩んでいきたと思います。

今の私が抱えている困難は、仕事です。利益第一主義の会社の中で大きなギャップに苦しみ、そこから逃れたいという思いがたびたびありました。そんな中、読書会で、理想と現実のギャップに対しての考え方として「ダブルスタンダード」で対処していくことを教えてもらいました。今の私の置かれている仕事の環境について、腑に落ちた感じがしました。目指すべき方向がすっきりと見えたように感じました。理想を追求しすぎて現実社会に溶け込まなかったら、この世で生きる存在意義を見失ってしまいます。世俗に浸りすぎないよう霊主肉従のコントロールを忘れず、来年も伝道のためのステップアップができるような年にしたいと思います。

今年はスピリチュアリズムの本質を明確にした「2つの全体像」から「思想体系」の学びへと進められ、分かりやすく学習が積み上げられている感触がありました。 一人で霊訓を読んでいても、こうした全体的理解、体系的理解はできません。読書会での一連の学習が、これから先の私たちの人生をますます大きく変えていく、さらには、真理普及に絶大な力を発揮していくことを予感しています。来年もこうした一連の流れで進められる学習がとても楽しみです。こうした読書会で、貴重な学習の機会をいただいていることを感謝しています。来年も、取りこぼすことなく真理を学び、人助けにつなげられるよう精いっぱい歩んでいきたいと思います。


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