高級霊の道具を目指して

『シルバーバーチの霊訓』を初めて手にしたとき、時間が経つのも忘れて食い入るように読んだことを覚えています。シルバーバーチの言葉が心に染み渡り、感動で胸がいっぱいになりました。1冊ずつ読み進めるうちに、心の中でくすぶっていたものがいつしか消え去り、生まれ変わったような清々しさに包まれていきました。

あれから30年近くが過ぎようとしています。社会に出てからの大半を「スピリチュアリズム普及会」のメンバーとして歩んできました。長い歳月の中で、社会や生活環境は変化していきましたが、『シルバーバーチの霊訓』を人生の指針として歩んでいこうという私の思いは、一時も揺らぐことはありませんでした。
霊的真理の実践に励む中で、『シルバーバーチの霊訓』を一人でも多くの人に伝えていきたい、霊界の道具として働きたいという思いが募り、「埼玉シルバーバーチの会」として、シルバーバーチ読書会を始めました。

読書会を主催するにあたって、私の心を奮い立たせ、決意を固めさせてくれたシルバーバーチの言葉があります。「自分を犠牲にする覚悟のできていない人間は、価値ある仕事を達成することはできません。これは、こうして霊界での生活を犠牲にして地上へ戻ってきた私たちが身をもって学んできた教訓そのものなのです。」

この言葉を初めて読んだとき、人類救済にかける高級霊の覚悟を目の前に突き付けられたように感じました。シルバーバーチをはじめとする高級霊たちは、スピリチュアリズム普及のためにすべてを犠牲にして働きかけてくれています。「何としても地上人類を救いたい!」という高級霊のゆるぎない決意と覚悟が、スピリチュアリズム運動の原動力になっています。シルバーバーチは、人々の救いと幸せのために自分を犠牲にする覚悟を持って行動する者が、真のスピリチュアリストなのだと教えてくれました。

私は、霊界人の苦労と犠牲のおかげで、「霊的真理」という最高の霊的宝を手にすることができました。そして、他の人に先駆けて"救い"に至ることができました。しかし、この地上には、戦争や貧困によって霊的成長の機会を奪われている人たちや、間違った宗教によって霊的牢獄に閉じ込められている人たちが数えきれないほどいます。高級霊たちは、すべての地上人が救われる日まで、スピリチュアリズム普及に全力を傾ける決意で臨んでいてくださいます。私は、高級霊たちの必死の働きかけに報いるために「霊界の方々の道具となって、人々の幸せのために全力を尽くしていきたい」と思いました。

何百年にも渡る遠大な救済計画の中では、自分の地上人生などほんの一瞬です。しかし、そのわずかな地上人生において、霊界の道具として真理普及のために働くことができるなら、これほどうれしいことはありません。私は「地上人生のすべてをスピリチュアリズムに捧げる覚悟で歩んでいこう、それが自分の人生である」と決意しました。

霊的真理を人々に伝えることは最高の奉仕であり、最も価値ある仕事です。私は今、微力ながら、読書会の主催者として霊界の道具として歩めることに心から感謝しています。自分の未熟さや能力の足りなさを痛感することもしばしばですが、スピリチュアリズム普及の主役は霊界人です。霊界が信頼して用いてくれる道具を目指して、誠心誠意、力を尽くしていくことが私の役目だと思っています。高級霊の方々と心を一つとして、地上で最も価値ある奉仕のために、ともに歩んでまいりましょう。

(大河内冠巳2018年3月記)

Top↑