2022年 11月 12日 ― 学習内容
スピリチュアリストの3つの使命
学習のポイント
真のスピリチュアリストになるために必要なこととは……
9月から11月までは、「霊的真理を正しく理解するためには、どのようにしたらよいのか」という基本的な内容を学習しました。「霊的真理の正しい理解」は、スピリチュアリストとしての出発点と言えます。では、真理を正しく理解したらみんなが「スピリチュアリスト」になれるのかというと、そうではありません。真のスピリチュアリストとは、次の3つの使命を果たせる人間のことです。
スピリチュアリストの3つの使命の1つ目は、霊的真理を正しく理解し、それを忠実に実践し、霊的成長をしていく、ということです。スピリチュアリストとしての歩みは、霊的真理の正しい理解から始まり、正しい実践へとステップアップしていきます。そして、実践の積み重ねによって、霊的成長をしていくことができます。『シルバーバーチの霊訓』に感動し、繰り返し読んでいるだけの人や、せっかく霊的真理を手にしても、知的好奇心レベル・知識レベルにとどまっている人は、真のスピリチュアリストとは言えません。そうした人たちは、『シルバーバーチの霊訓』を長年、読んでいても、正しい理解ができないので、何を実践していいのか分かりません。真理を正しく理解し、実践の努力をしてこそ、スピリチュアリストなのです。
2つ目の使命は、霊的真理を縁のあった人に手渡していく、ということです。すなわち、霊的真理の伝道です。霊界から与えられた最高の霊的真理を、自分だけのものにするのではなく、一人でも多くの人に伝えるということです。時期のきた人に霊的真理を手渡していくことは、最高の利他愛の実践です。世の中には、人のために役に立ちたいと願い、奉仕の人生を歩む人たちがたくさんいます。その思いと行為は尊いことです。しかし、霊的真理を人に伝えることは、スピリチュアリストにしかできない最も価値ある奉仕です。霊的真理は、地上人生だけでなく、霊界にまで持っていける最高の霊的宝です。真理の伝道は、相手に、永遠の救いに至る道を示すことになるのです。
3つ目の使命は、21世紀の初頭に、スピリチュアリストとして地上人生を送る私たちならではの使命です。『シルバーバーチの霊訓』が地上に降ろされた当時は、この使命はまだありませんでした。今の私たち、そしてこれからのスピリチュアリストに与えられた使命は、イエスの地上再臨の事実を人々に知らせていくことです。スピリチュアリズムを主導しているイエスが、2021年、地上に再臨しました。それを機に、イエスは直接、地上人の魂に働きかけ、人類救済計画が大きく進展しています。私たちは、それを真っ先に知った者として、その事実を人々に知らせていくのです。
限られた地上人生で、イエスの地上再臨という歴史的な出来事に立ち会えることほど、栄誉なことはありません。イエスが地上に再臨し、霊界の大軍団を率いて、人類救済計画を推進している、という人類にとって最も重要な事実を人々に知らせ、イエスの兵士として人生を捧げてこそ、スピリチュアリストと言えるのです。
以上が、真のスピリチュアリストが果たすべき3つの使命です。世界には、たくさんの「スピリチュアリスト」がいます。しかし、スピリチュアリズム発祥の地であるイギリスやアメリカのスピリチュアリストたちは、いまだに心霊現象レベルにとどまっています。『シルバーバーチの霊訓』という最高の霊界通信がありながら、その価値が分かっていないのです。イエスの再臨によって、霊的新時代が始まったという重大な事実を知った私たちは、真のスピリチュアリストとして立ち上がり、その役目を果たしていかなければなりません。1人でも多くの時期のきた人に、スピリチュアリズムの存在を知らせ、霊的真理を手渡していきましょう。地上人の真の救いと幸せのために、全力を尽くしていきましょう。