2022年 7月 9日・11日―学習内容
シルバーバーチによって示された真実の神観 その2
学習のポイント
従来の宗教を根底から覆す神観「摂理(法則)としての神」
今回は、「神観」のビデオ(スピリチュアリズム普及会)の中の「シルバーバーチによって示された真実の神観」の後半部分を見て学習しました。シルバーバーチが明らかにした真実の神観は、どの点をとっても画期的なものです。なかでも、人類がこれまで信じてきた神観に大きな修正を迫る重要なものが「摂理としての神」です。
神は、霊界と宇宙、そして、そこに存在する全生命体・全存在物を創造しましたが、それらの創造に先立って、自らの知性を発動して「摂理」を設けました。神は、摂理を通して、霊界・宇宙・万物を支配し、維持しようとしたのです。万物が摂理によって支配されているということは、人間も摂理によって支配されているということです。
従来の宗教では、神と人間は、直接的な関係にあると説いてきました。人間が神に祈れば、神が直接、願い事を聞いてくれたり、奇跡を起こしてくれると信じてきました。それに対してシルバーバーチは、神と人間は、摂理を介した間接的な関係にあることを明らかにしました。神は、摂理を介して人間と関係を持つようになっています。
これまで、地上人の大半が、苦しみや困難に遭遇すると「一時も早く、この苦難を取り除いてください」と、神に祈ってきました。神に必死に祈れば助けてもらえると期待してきました。しかし、神が、摂理を無視して直接、人間に働きかけるようなことはありません。神が、摂理から外れた地上人の勝手な願いに応じるようなことは絶対にないのです。神と人間は、摂理を介した間接的な関係にある、ということは、従来の宗教を否定する、衝撃的な霊的事実なのです。
神と人間は、摂理を介した間接的な関係にあることが明確になったことで、信仰のあり方も大きく変わっていきます。従来の宗教のような願い事信仰、お参り信仰は、本当の信仰ではありません。正しい信仰とは、神が人間の幸せのためにつくってくれた摂理を信じて、それに自分を一致させていくことです。神が設けた摂理に人間が合せていく努力が正しい信仰であり、それがスピリチュアリズムの信仰なのです。
イエスがシルバーバーチを通して伝えてきた「摂理としての神」は、これまでの地上人の信仰を根底から覆すものです。今後、シルバーバーチの神観が地上に広まるにともなって、人類史上、最大の宗教革命が展開していくようになります。私たちは、真実の神観を真っ先に知った者として、正しい神の姿を人々に伝えていかなければなりません。そして、正しい信仰の手本を示していくことが、スピリチュアリストの役目なのです。