2022年 3月12日・13日―学習内容
スピリチュアリズムの全体像の講義発表
学習のポイント
スピリチュアリストならではの利他愛の実践は、霊的真理を正しく伝えること
今月は、「スピリチュアリズムの全体像」を皆さんが講義する、というアウトプットの学習をしました。講義の練習は、2019年の秋にスタートし、その後、毎年1年に1回、講義の発表を行っています。
私たちスピリチュアリストのなすべきこと、それはいつもお話していますが、霊的真理の正しい理解と実践です。真理の正しい理解のためには、『シルバーバーチの霊訓』を読むことはもちろんですが、スピリチュアリズム普及会のホームページやビデオを見たり、読書会に参加したりして、真理を体系的に学ぶことです。そして、学んだ真理を時期のきた人に伝えること、これがスピリチュアリストにしかできない最高の利他愛の実践です。
今回は、普及会のビデオを見て、それをもとに講義練習をしました。普及会で制作したビデオの原稿やパネルは、何度も校正を重ね、完成させたものです。真理を伝えるのに最適な言葉を使い、正しく理解できるように構成されています。講義練習に際して、「ビデオを文字にして、それをもとに練習してみてください」と言いました。それは、一番無駄なく講義ができるようになる方法だと思ったからです。
皆さんの中には、自分で話を組み立てて自分の言葉で話したい、という方がいるかもしれません。しかし、まずはビデオにならって講義をしてみていただきたいと思います。人に話をするときには、必ずその人の個性が出ます。皆さん一人一人は、素晴らしい個性の持ち主です。その素晴らしい個性は大いに伸ばしていただきたいと思います。その一方で、自分が陥りがちな傾向やクセを知り、自分のカラを破っていただきたいと思います。自分の傾向を知ってそれを直していくことで、自分を磨いていくことがきます。それは、よき道具になるための力をつけるということです。
ビデオにならって講義をすると言っても、ビデオの原稿をそのまま読むだけでは、当然、相手には伝わりません。真理を語るとき一番重要なことは、「この真理を伝えたい!」という熱い気持ちを持っていることです。皆さんは、「シルバーバーチに出会えて本当によかった」「真理を知って、こんなに充実した人生を送れるようになった」と心から思っていると思います。自分が真理と出会って、以前とは全く違う霊的人生を歩んでいるように、時期のきた人に真理を伝え、真の生きがいを持って歩んでほしい、そうした思いから真理を語っていくなら、たとえ未熟な部分があったとしても、相手の心に届くはずです。私たちが、誠心誠意、真理を語るなら、その思いが相手の人の魂を揺り動かしていきます。
今回、講義練習をした「スピリチュアリズムの全体像」は、イエスが立案した人類救済計画の概要です。皆さんは、イエスが2000年かけて練りに練ってつくり上げた救済計画を地上の道具として語っていくということです。物質中心主義と利己主義が支配するこの地上世界を霊的同胞世界へと変えていくこと、そして、間違った宗教を駆逐し、霊界人たちと同じように、地上人も、神と神の摂理を信仰対象とする正しい宗教のもとで歩んでいくこと、これがイエスが成し遂げようとしていることです。
イエスを先頭に、地縛状態から解放された歴代の教皇たち、イエスを慕う無数の霊たちが、人類救済のためにすべてをかけて働いています。私たちも、高級霊の方々とともに、地上の隅々までスピリチュアリズムを普及させるために、力を尽くしていきましょう。