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2025年 3月 9日 ― 学習内容

キリスト教の概要と、キリスト教の間違い

2021年に地上再臨を果たしたイエスは、地上の間違った宗教を一掃し、真実の神の教えを地球上に確立しようと働きかけています。『シルバーバーチの霊訓』は、イエスの教えであり、それこそが“真実の神の教え”です。これから本格的に展開していく大宗教革命に備えて、私たちは、地上の宗教の実体を知っておかなければなりません。地上には無数と言えるほど多くの宗教がありますが、その中で最大の宗教はキリスト教です。読書会参加者の中には、キリスト教についてよく知らないという方も多いと思います。今回は、キリスト教の概要とキリスト教の間違いについて、重要なポイントを学習しました。

キリスト教の教典は、「聖書」です。これは誰でも知っていることです。しかし、キリスト教徒でも“聖書をしっかり読んでいる”という人は、それほど多くありません。聖書には、旧約聖書と新約聖書がありますが、キリスト教で重視するのは新約聖書です(旧約聖書は、ユダヤ教の教典と同じです)。新約聖書は、福音書、パウロをはじめとする使徒たちの手紙、そしてヨハネの黙示録、という構成になっています。

福音書は4つあります。福音書には、イエスの生涯が記されています。多くの人は福音書を読めば、2000年前、イエスがどのようなことを話し、どんな行動をしたのかが分かると思っています。しかし、4つの福音書をよく読んでいくと、その内容が少しずつ違っています。

キリスト教徒は「聖書は神の言葉だから間違いないもの」と信じています。しかし、4つの福音書で内容が少しずつ違う、ということになると、いったいどれが本当なのだろうと思います。聖書を研究する学問が「聖書学」です。聖書学は、聖書をさまざまな文献と比較したり、歴史的な考察を通して研究していきます。そのため、キリスト教会や神学とは異なる見解を示したり、批判的な意見も述べていきます。

19世紀以降の聖書学の研究によって、聖書に含まれるさまざまな矛盾や間違いが明らかにされました。それは、聖書は後世の人間による創作物である、とうことです。そして、4つの福音書で、タイトルになっている本人が書いたものは1つもない、ということです。「マタイによる福音書」は、マタイが書いたと思いますが、そうではないのです。キリスト教を布教していくうえで都合がいいように、キリスト教会がいろいろな話(神話など)を取り混ぜて創作したのです。福音書には、イエスの生涯の大筋やイエスの言動の一部は記されています。しかし、福音書を読んでも、イエスの真実の姿を知ることはできません。福音書は、生前のイエスと出会ったこともない、後世の人物が書いたものなのです。

「シルバーバーチの教え・下」の21章 青年牧師との論争という箇所があります。青年牧師とは、バーノン・ムーアです。当時、彼はキリスト教の牧師をしていました(その後、牧師をやめてスピリチュアリストになりました)。この章でシルバーバーチは、キリスト教の成立や聖書に関する真実を明らかにしています。高級霊たちは、キリスト教の教義や聖書がどのような経緯を経てできあがったのか、すべて知っているのです。

私たちは、『シルバーバーチの霊訓』によって、イエスの本当の教えを知ることができました。そして、再臨したイエスからメッセージをいただくことで、イエスの計画、イエスの決意や覚悟、イエスの喜びや悲しみも知ることができるようになりました。再臨したイエスと触れ合うという最高の恩恵に浴した者として、真実のイエスの言葉、イエスの本当の思いを伝えていくのが、私たちの役目なのです。


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