2019年 9月14日・15日―学習内容
霊的真理を正しく伝えるために、語る力をつけていきましょう。
学習のポイント ――― インプットの学習とアウトプットの学習
これまで読書会では、スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]と[Ⅱ]を、数年かけて学習してきました。スピリチュアリズム普及会のホームページに掲載されている内容をもとに、講義形式で、重要なポイントを1つ1つ学んできました。「シルバーバーチの霊訓」を読む、霊的真理を体系的に理解していく、読書会で講義を聞く、これらは、いわばインプットの学習と言えるものです。真理を正しく理解することは、スピリチュアリストとして不可欠な実践項目です。
スピリチュアリストにとって、もう一つの実践項目は、真理を正しく伝えていくことです。学んだ真理を人に伝えるという、アウトプットをしていくということです。スピリチュアリストには、自分が学んだこと、理解したことを、それを必要としている人に伝えていくという重要な役目があります。
今年の1月に、「1人でも多くの人に真理を伝えていくことができるように、語る力をつけていきましょう」という目標を掲げました。それに向けて、皆さんが少しずつ練習を重ね、今月から11月までの3か月間、練習の成果を発表していただくことにしました。
「語る練習」で実感することは、人に伝えることを意識して学んでいくと学習への姿勢が大きく変化するということです。自分だけが「分かった」と思っても、あやふやな理解では人に伝えることはできません。自分が話をする立場になると、それまでの受け身の姿勢から、自分で考え、組み立てていなかければなりません。
さらに、相手に伝えるために、多くの時間を使って準備をすることも必要です。「なかなか上手に伝えられないなあ」と思いながら、何度も考えて練習しなければなりません。これまでやったことがないような苦労をしなければなりませんが、それは、スピリチュアリストならではの苦労です。苦労して、最高の真理を伝えることこそ、スピリチュアリストにしかできない利他愛の実践です。
真理を伝えるためにあれこれ苦労することは、道具としての力をつけることになり、大きな喜びとなって返ってきます。真理の伝道という最高の利他愛の実践のために、少しでも力をつけていきましょう。霊的知識のスペシャリストとして、後に続く人たちに、霊的世界の真実を伝えていきましょう。