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2019年 10月19日・20日―学習内容

霊的真理を正しく伝えるために、語る力をつけていきましょう(その2)

学習のポイント ――― スピリチュアリストが最優先すべき奉仕活動は、霊的真理の伝道

今回は先月に続き、「霊的真理を語る練習」を行いました。9月から、「真理を語る練習」に取り組んでいますが、それは、「真理の伝道」というスピリチュアリストにしかできない最も重要な「利他愛の実践」の練習ということです。

シルバーバーチは常に、「人のために役に立つことをしなさい」と言って、「利他愛の実践」の大切さを述べています。人のために役立つ行為、自分より恵まれない人のための無償の奉仕と言えば、誰もがボランティア活動を思い浮かべます。私たちの周りにも、お年寄りや恵まれない子供たち、ホームレスの人たちのためのボランティア活動をしている人もいます。身近な人々への奉仕ばかりでなく、過疎地や発展途上国に行って、医療行為によって人のために役に立つ仕事をしている人もいます。貧しい国の人々に食料や日用品を提供したり、収入が得られるようなことを教えている人もいます。

困っている人、恵まれない人のために奉仕することは、「利他愛の実践」であり、素晴らしい行為です。皆さんも常に「人のために役に立つことをしたい」と考えていると思います。
私たちスピリチュアリストは、「利他愛の実践」「無償の奉仕」についてどのように考えればよいのでしょうか?「人のために役に立つことをしなさい」と言うシルバーバーチの言葉を文字通り受け取るなら、スピリチュアリストも一般のボランティアも同じと言えます。しかし、シルバーバーチの言葉を、もう一歩踏み込んで考えていかなければなりません。
スピリチュアリストと一般のボランティアとの最大の違いは、「スピリチュアリストは霊的真理を知っている」ということです。

私たちは、一般の人が知らない「霊的真理」を知っています。これは、地上のどんな特殊な技術や能力を持つ人も、また高い地位や名誉を得た人も及ばない、最高に恵まれたことです。私たちは、人間にとって最も重要な霊的真理を知り、それを人に伝えることができるという特別な立場に立っています。真理を伝えることで、その人の「魂の救い」の手助けをするという特別な奉仕ができるのです。

世の中には、さまざまな奉仕活動、人助けの道がありますが、スピリチュアリストにしかできない最高の奉仕は、霊界まで見据えたうえで、その人にとって役に立つことをするということです。「地上の救い」ではなく、「永遠の魂の救い」という、高級霊と同じ視点から「利他愛を実践」していくことができるのは、スピリチュアリストしかいないのです。

私たちは、真理の伝道を利他愛実践の中心に置き、その上で、日常生活においてできる限り周りの人々に対して奉仕をしていくということです。スピリチュアリストが最優先すべき奉仕活動は「霊的真理の伝道」です。霊的真理を手にしていながら、物質レベルの奉仕に専念してしまったなら、せっかく与えられたチャンスを活かしていないということになってしまいます。それどころか、高級霊の期待を裏切ることになってしまいます。

真理普及は、私たちにとって最も重要な仕事であり、ライフワークです。
霊界から真理を託された者としての自覚と誇りを持って、スピリチュアリストにしかできない最高の奉仕を行っていきましょう。少しでも真理の伝道のための力をつけ、時期がきた人にいつ出会ってもいいように、準備を進めていきましょう。


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