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2019年4月20日・21日―学習内容

スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ] 「霊的世界観」その1
人間にとって霊界が存在することの本質的意味

学習のポイント ――― 霊界は人間にとって本来(メイン)の生活場所

今回から3回にわたって、スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ]の「霊的世界観」を学んでいきます。皆さんは「霊界については、もう十分理解している」と思っているかもしれません。しかし、霊界について尋ねられたとき、何から話せばいいのか戸惑ってしまった、という経験をしたことがある方も多いと思います。霊界についていろいろ知っているはずなのに、何から話せばいいのか分からない……それは、霊界についての知識や情報があまりにも多いからです。何が重要なことなのかを知るためには、霊界についての知識を包括的に把握し、それらを整理していくことが必要です。今回から学んでいく「霊的世界観」は、霊界についての膨大な知識や情報を整理して体系化したものです。

「霊的世界観」では、3つの観点から霊界を正しく理解していきます。3つの観点とは、霊界の本質、霊界の実態、地上人と霊界の関係、という観点です。今回は、霊界の本質を学びました。

霊界の本質とは、人間にとって霊界が存在することの最も重要な意味、ということです。
皆さんが霊界について説明するとき、一番初めに伝えなければならない内容です。それは、3つあります。

①霊界は人間にとって本来(メイン)の生活場所――霊界は人間にとって永遠の住処
これまで「死後の世界」があると信じてきた人は皆、地上がメインの世界で、霊界は地上を去ってからのサブ的世界だと考えてきました。そして常に、霊界より地上世界にウエイトをおいてきました。しかしシルバーバーチは、従来のそうした常識を根底から覆し、「霊界がメインの世界である」と断言しています。
霊界がメインの世界ですから、地上世界は一時的、短期間の仮の住処です。地上世界は霊界での生活のための準備の場所、準備期間にすぎません。

霊界が本来の生活場所であるということは、「死」は本来の世界、新しい世界への誕生の時、ということです。ほとんどの人は「死」は最大の悲劇だと思っていますが、そうではありません。「死」は、地上人生を終え、霊界という新しい世界へ誕生する喜びの時なのです。

②人間は、霊界と地上世界の両方の世界にわたって存在している
人間は、「霊(分霊)」「霊の心」「霊体」「本能(肉の心)」「肉体」という5つの要素から成り立っています。「死後の世界などない」と考えている人たちは、人間は「本能」と「肉体」という物質的要素だけだと思っています。「死」によって、物質的要素がなくなれば、すべて消滅してしまうと考えています。しかし、そうではありません。人間は、「霊」という神と同じ要素と、「霊の心」「霊体」という霊的要素、そして「本能」「肉体」という物質的要素を持って地上で生活しています。霊的要素とは、霊界と同じ要素です。人間は、地上にいる時から、霊的要素を持っているということは、地上に居ながらにして霊界にも所属しているということです。人間は、死んでから霊界人になるのではなく、今、この時も霊界人でもあるのです。

③地上人は死後、全員、霊界に入って新しい生活を始めるようになる
キリスト教では、死後、人間は天国や地獄に行くと説いていますが、そうではありません。死後は全員が「霊界」に行きます。そして、霊界で元気に生活するようになります。霊界での生活が始まると、霊的視野が大きく開き、地上時代の考え方が一変します。自分の地上人生を振り返って、霊的なことを何も知らなかったことを後悔する人もいます。その一方で、地上人生に感謝する人もいます。

スピリチュアリズムに出会い、霊的真理を携えて地上人生を送ってきた皆さんは、その幸運に心から感謝するに違いありません。私たちスピリチュアリストは、霊界からの導きを受け、最高に価値ある人生を歩むことができる立場に立っています。霊界へ行ってから後悔しない生き方をしていきましょう。霊界へ戻ったとき、地上人生を人々への奉仕のために捧げてきたこと、スピリチュアリズムのために力いっぱい頑張ってきたことを誇れるような人生にしていきましょう。


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