2011年7月17日学習内容
スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ
第10章創造は無窮です(P208~P215)→
「超宗教・高次元宗教としてのスピリチュアリズム」より
スピリチュアリズム的生き方の特徴(6)→
学習のポイント
10章の冒頭にあるように、シルバーバーチはどんなに難解な質問に対しても、即座に見事な解答をしてくれています。その点だけでも、シルバーバーチがどれほど高級な霊であるかが伺えます。今日、学習した213ページの内容もさっと読んだだけでは分かりづらい箇所です。しかし、わかってみると深い内容を語っている箇所でもあるのです。
「すべての生命にはそれに先立つ生命がある」とシルバーバーチが言っています。この言葉の意味を理解するためには、“神による人間創造のプロセス”を知っていなければなりません。シルバーバーチが「霊訓」の中で“神の創造”について、まとめて説明している箇所があればいいのですが、残念ながらそうした箇所は見つかりません。十数冊ある「霊訓」の中に“神の創造のプロセス”があちこちにちりばめられているのです。
スピリチュアリズム普及会の「スピリチュアリズムの思想〔Ⅱ〕」には、シルバーバーチの思想を体系化した“神の人類創造のプロセス”がまとめられています。それによると、人間の霊の源、すなわち霊の素材界を“霊の大海”と言います。神の働きかけによって、この大海から一滴のしずくが取り出されます。取り出された一滴のしずく(分霊)が、一人一人の人間の永遠の本体(永遠に成長し続ける霊)です。ですから、先ほどのシルバーバーチの言う「すべての生命」とは「一人一人の霊」のこと、「それに先立つ生命」とは、「霊の大海」ということになります。「一人一人の霊は、その源である霊の大海から取り出されたものである」ということになります。
さらに「地上の人間的生命は、それまで物質との接触がなかったがゆえに発現していなかった霊が、肉体という器官を通して表現するのです」(P213)とシルバーバーチは続けています。これは、人間の霊は“霊の大海”から一滴として取り出され、肉体と結びついたときから「個」として存在する(個性を持つ)ようになることを意味しています。
たった4行ですが、これまで人類が知りたくても知ることができなかった重大な秘密が明かされているのです。“神の人類創造のプロセス”の一端を知ると、これまで常識としてきた“ダーヴィンの進化論”が間違っていることもはっきりとわかるようになります。私たちは進化論についての専門的な知識は持ち合わせていませんが、シルバーバーチによってもっとも正しい知識を知ることができたのです。
「霊訓」は、読んでも読んでも完璧な理解には至らないものです。それは「霊訓」に示された霊的知識、霊的教訓が現在の人類にとって最高レベルの内容だからです。
皆さんも「霊訓」を読んでいて意味がわからない所が何箇所もあると思います。しかし、その意味を細かく掘り下げていくよりも、まず全体を通してもっとも大切なことを理解していただきたいと思います。そして、スピリチュアリズム普及会のHPなどで、霊的知識を体系的に学ぶことで知識が整理されていきますから、それを基にして「霊訓」を繰り返し読むことで、自然と深い理解が得られることと思います。
「霊訓」は地上人生の指南書です。地上人にとって必要なことはすべて「霊訓」に示されています。一生かかって、できる限り理解を深め、実践へとつなげてまいりましょう。
参加者の感想
最近、物質中心になってしまって、周りに振り回されていました。今日は祈りについて学びましたが、しっかり祈って霊的エネルギーをいただき、真理にそって人間関係を築いていきたいと思いました。
地震が起きた時に、きっと日本だからなんとかなるだろう、日本から霊性を高めていくのではないかと思いました。どうやって霊性を高めていくのだろう、と考えていたのですが、今日の学習で「消費」ではなくて「心の豊かさ」を求めるという話があり、思い当たることがありました。今、みんなが一生懸命に節電していて、少しやりすぎではないかと思っていましたが、みんながこれまで使いたい放題の電気を見直そうとしています。それが継続していけば、少しずつでも日本が変わっていくのではないかと思いました。
今日は大霊と人間の関係や生命と霊について学びました。これまで曖昧だったことが理解できました。「スピリチュアリズムの思想」をぜひ読んでみたいと思います。
これまで知らなかったことを知ることができるのは、大きな喜びです。以前子供に霊界について話したとき、素直に聞き入れてくれました。その素直さは、大人の私も持たなければいけないと思いました。知らないことを学ぶことで、少しでも大きな視野を持つことができれば、と思います。
読書会に参加して1年になりました。参加し始めた頃は、考えられないくらい邪魔が入って、参加するのに苦労していましたが、今は邪魔も入らず、読書会を中心に1か月が回っています。浮き沈みはありますが、とても有意義な日々を過ごしています。 今日は「霊の大海」など、衝撃を受ける内容でしたが、きちんと受け止めることができました。祈りのところでは、誠意をもって霊の親に語りかけることが大切であることを学びました。
これまであまり深く考えていませんでしたが、「霊の大海」から一滴として自分がスタートしたことを学び、驚きと同時に感慨深いものがありました。
世界の貧しい子供たちの様子を見ると、心が締め付けられる思いでした。自分はどうしたらいいのだろうと考えていましたが、霊訓の中に「神は地上人全員がちゃんと生きられるだけのものを準備してくださっている」という言葉に感動しました。自分にできる奉仕の場が与えられたことに喜びを感じています。もっと霊的知識を身につけて、できることをやっていきたいと思っています。
祈る資格のところで「祈りには常に最高の誠意が要求されます」とありましたが、祈りが神聖なものであることをあらためて確認しました。自分にも祈る資格が与えられるように、心を清め、神の前に恥じないような行いをしていきたいです。
先月の始めから体調が悪くて、霊的なことが頭の中にあるのですが、気力がわかない状態でした。霊的なことだけでなく、肉体の管理の大切さを感じました。
祈る資格を読んで、なかなか頭が痛いのですが、自分のレベルアップをはかりたいと思いました。
人間は、霊的成長を目指してこの地上に生まれてくるのですが、「霊の大海」から分かれてきたことを思うと、人類が霊的同胞であることがよくわかりました。
自分が自立した霊として、霊的同胞にどう接していけばいいのかを考えたとき、互いに尊重し合って、相手の霊的成長を願うことだと教えていただきました。それを実践していくと、以前よりストレスがなくなりました。ストレスがあると、そちらに気持ちがいってしまって祈りもできないのですが、ストレスがなくなると、祈りもできるし、利他愛の実践も進むことがわかりました。家庭や職場でも摂理にそっているかどうかという観点で整理すると、常に意識が霊界に向くようになり、気持ちが楽になりました。
これからも自分の使命を果たせるように、実践していきたいと思っています。
進化のプロセスの内容は、シルバーバーチの霊訓でしか学べないことだと思いますので、しっかり理解していきたいです。
祈りについても「正しい祈りがある」ということは、これもスピリチュアリズムならではの内容です。自分も祈っているとわけがわからなくなることがありますので、自分を取り戻すためにも正しい祈りをしていきたいと思います。
イギリスと同じように日本も何らかの大きな使命を持っている国の一つだと思っています。だから震災のようなことが今、起こったのではないかと感じています。国というのは、国民一人一人から成っているわけですが、私もその一人として自分の魂を成長させることを通じて、日本という国の使命の達成に貢献したいと思っています。
今日の本題ではなかったのですが、「法則に例外なし」という言葉が心に残りました。神の摂理はすべての人に平等に働きますから、決して誰かが優遇されるとか特別扱いされることはありません。このことはすでに知っているはずなのに、自分に都合のよいことを祈っていることがありました。目の前のことにとらわれてしまったり、これくらいは何とかしてくれるのではないか、など学んだことを忘れていました。信仰者であろうとなかろうと摂理はかわりなく働き、神の摂理は何人にも平等に働くことを確認できました。自分を摂理にそわせていく生き方が、何よりも大切なことを学ぶことができました。
スピリチュアリズムでは、苦しみに対して「御心ならば取り除いてください。この苦しみが必要であるなら喜んで受け入れますので、どうか耐える力を与えてください。」と祈ることを教えています。この祈りの内容は本当に深いものであると思います。苦しみの意義を理解した者にしかできない祈りだと感じました。同時に真理に対する謙虚さがなければ口にできないと思います。私たちは少しずつですが、こうした祈りができるようになってきています。いつの間にか、真理が身についてきた証拠だと感じました。もっと学びを深め、真理を実践していこうという勇気が湧いてきました。あらためてスピリチュアリズムに出会えてよかったと実感しています。また、その喜びを人に伝えていけるようにしたいと思います。