2011年1月16日学習内容

スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ

第8章絶望してはなりません(P164~P170)

超宗教・高次元宗教としてのスピリチュアリズム」より

スピリチュアリズム的生き方の特徴(1)

学習のポイント

新しい年を迎え、皆さん、スピリチュアリストとしての新たな決意のもとに出発されたことと思います。この読書会も年々参加者が増え、現在は常時10名前後で会を行なっています。今年も皆さんと一緒に学べることに感謝し、霊的真理の理解と実践に努めていきたいと願っています。

人間は霊的存在であり、この地上にあっても霊を中心として生きることが摂理にかなった生き方です。しかし未熟な私たちは、その基本が頭でわかっていても、気がつけばいつの間にか物質中心、自分中心に過ごしているのが現状です。特に年末年始などは、世の中のあわただしさにのまれてしまい、霊的なことは心の片隅に追いやられてしまいがちです。
シルバーバーチはそうした私たちの状況に、的確なアドバイスをしてくれています。
「日常の仕事にあくせくとし、次から次へと生じるゴタゴタに関わっていると、皆さんもうっかりすると人生の基本である永遠の霊的原理を忘れがちです。そこで私があらためてそれを認識させてあげれば、皆さんのぼやけた焦点を回復し調和を取り戻して、一段と大きな奉仕に励むことができるわけです。」(P167)

地上の人間の心はいつも上がったり下がったりの繰り返しです。心が下がったな、焦点がぼやけてきたな、と思ったときは、すぐに上記のような方法で心を引き上げる、焦点を合わせることが大切です。「心が下がったら、自分で引き上げることができる。ぼやけた焦点を修正することができる」というのが、スピリチュアリストとしての大切な実践項目である「霊的コントロール」なのです。

スピリチュアリズムは何よりも実践を重視します。しかしその実践とは、外部への働きかけだけを意味するものではありません。人々への奉仕は何よりも大切なことですが、それを実践するためには、自分の内面を整える、つまり霊主肉従の努力を怠ってはならないのです。常に自分の心をコントロールし、高い心境を維持する努力ができなければ、人に真理を伝えることはできません。自分の心の中心が真理からずれていたら、いくら人のために役にたちたいと思っても、それは単なる自己満足でしかないのです。

スピリチュアリズムは単なる奉仕活動ではありません。内面がともなってこそ、霊的奉仕として実っていきます。
この1年もスピリチュアリストとして成長していくために、心を正し、自分を奮い立たせ、霊的真理を糧として、共に歩んでまいりましょう。

参加者の感想

「地上人生の中で遭遇する困難をカルマが切れるチャンスとして受けとめる」という言葉が心に残りました。昨年も生活の中で苦しみや困難に遭遇することがありましたが、ありがたいチャンスとして受け止めることで安心できるし、うれしい気持ちになることができました。努力なくしては本物になることはできないと思いますので、今年「奮闘努力」を目標にして、少しずつ少しずつ努力を積み重ねて歩んでいこうと思います。

8章の中で「神の統治する国」という言葉があり、それはどういう国だろうと考えました。「神の国とはすべての人が等しく神から愛されている国」だということを感じたとき、涙があふれてきました。今回の8章は1936年の交霊会の内容です。1936年というと日本では2.26事件などが起きたときで、大変な時期に降ろされたメッセージだったことを知りました。真の平和はすべての人が摂理を実践するしかないという言葉を実感しました。

昨年の終わりころから厳しい試練の波がきて、自分で再生前にそれを乗り越えると約束してきたんだなと思って今、頑張って取り組んでいます。
今年はやりたいことがいっぱいあります。霊界から使ってもらえるような道具になるために、生活を変えていかなければいけないと思いました。
今日の学習はとても内容が濃いものでした。「真理がすべてに優先する」という言葉をさまざまな面から学ぶことができました。

最近、霊主肉従がうまくいかなくて焦っていました。そうした現状を打破するため、読書会に参加させてもらいました。シルバーバーチの霊訓は、登山にたとえるとエベレストクラスなので、小さい山からコツコツと登る、というお話を聞いてとても安心しました。また頑張れると思いました。最初の瞑想の中で、霊的エネルギーが流れてくるような感じがして、うっすらと涙が出てきました。本当にこれは交霊会だと実感しました。

「地上に平和と調和と幸せを招来する道はいたって単純な原理をいくつか実行すればよい」という言葉が印象に残りました。平和になるための道を、これだけ説得力をもって簡単に説明してくれるものはなかったと思います。
HPのほうは、厳しいことが書いてありました。逃げずに読んで、少しでもやってやるぞ、という気持ちで歩んでいきたいと思いました。

去年の9月から霊的な内容を入れたブログを書いています。今日の話にあったように、反論したり受け入れてくれない人がたくさんコメントしてきます。がっかりすることもありますが、受け入れてくれる人もいると思いますので、自分もしっかり勉強しながら、頑張っています。自分の波長が高くないと発信していけないので、心を高める努力をしながら、守護霊の助けを信じて真理普及のために働いていきたいと思っています。

本物のスピリチュアリストになりたいと思っています。今、日本にスピリチュアリストが何人くらいいるか考えたとき、とても少ないですから、本当に頑張らなくてはいけないと思います。
「霊的真理が一条の光」という言葉がありましたが、その通りだと思います。真理に出会えてよかったと思うし、真理から離れてはいけないと思っています。真理を知ってよかったと思うのは、人類を救う方法があることがわかったことです。また自分の悩みなどの解決方法がきちっとわかったことです。霊的視点で考えるポジティブシンキングがわかったことも自分にとって、とてもよかったことです。

生活環境がすべて物欲を刺激することばかりですので、その中で霊的視点に立つことは、とても難しいです。しかし月に1回の読書会で原点にかえることができるのは、ありがたいことです。自分たちはしがみつく真理があって本当によかったと思っています。

4つの実践内容をあらためて学び、自分にとって霊主肉従の努力はたいへんです。
先ほどから「真理がうまく伝わらない」という話がありましたが、私は、伝わらないのはまだ時期がきていないからだと完全に割り切っています。自分が相手に話す時期を決めるのではなくて、すべて霊界におまかせして、自分が話すべく道具となるということを心がければ、時期のきた人に会わせていただけると思います。毎朝「道具として私を使ってください」と祈っています。
「真理にしがみつく」とありましたが、昨年はつらいことがたくさんありました。行き場所がない、真理にしがみつくしかない、という状況でした。スピリチュアリズムに非常に感謝しています。
真理の伝道を楽しみとして「どうぞ使ってください」という気持ちで役に立っていきたいと思います。

今日は「真理は、実践がともなって活きるもの」ということを感じました。自ら真理にそわせる努力をしなければ、何も始まりません。何をすればいいのかは、真理実践の4項目にまとめられています。この4項目を実践するとき、真理の実践ができるかできないかと考えるより、まずはトライすることだと思います。失敗してもまたトライしていくことが大切なことを学びました。日常生活における真理の実践が少しずつ実を結び、それが土台となって精神的にも肉体的にも鍛えられ、真理を伝えていく力が身につくのだと思います。

スピリチュアリズムは、私たち地上人に対して、嫌なこと、避けて通りたいことや奮闘努力などの厳しいことを要求してきます。しかし、それでもスピリチュアリズムに魅力を感じるのは、どれをとっても心から納得できる真理ばかりだからです。厳しいことを要求してくる背景には、高級霊の地上人に対する深い愛、本当に幸せになってほしいという強い願いがあります。学びを深めるほどに、この地上でスピリチュアリズムに出合えて本当に良かったと思います。地上にいる間に頑張って真理を身につけ、一人でも多くの人に真理を伝えられるようにしたいと思います。


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