2011年11月20日学習内容

スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ

第11章霊的真理は不変です(P236~P240)

「超宗教・高次元宗教としてのスピリチュアリズム」より

5.超宗教・高次元宗教としてのスピリチュアリズムの本質と特徴(2)

学習のポイント

スピリチュアリズムは、霊界の高級霊たちによって興された「人類救済計画」です。高級霊たちが、延々と続く地上人の不幸を見るに見かねて、救いの道を用意してくれました。長い準備期間と試行錯誤を繰り返しながら、やっとシルバーバーチ霊が、専属の霊媒を使って霊的真理を地上に伝えるまでに至ったのです。それを裏付けるのは、次のようなシルバーバーチの言葉です。「皆さんは今、霊界での審議会で用意された叡智がこの私を通して届けられるのをお聞きになっていらっしゃるのです。」(P238)

今、私たちが手にしている「シルバーバーチの霊訓」は、イエスを頂点とする霊界の最高審議会で決議された叡智が「高級霊界通信」という手段を通して、地上に降ろされたものなのです。高級霊たちが叡智を結集させ、すべてのエネルギーを注ぎ込み、総力を挙げて計画を推進してくださったからこそ得られた「霊界からの最高の賜物」なのです。

ここにスピリチュアリズムで示された霊的真理と従来の宗教における教義との決定的な違いがあります。従来の宗教でもスピリチュアリズムと共通する「霊的真理」が説かれています。しかし、従来の宗教では「霊的真理」のごく一部が伝えられているにすぎません。教祖である地上人が霊界からインスピレーションを受け、それが教義のもとになっています。しかしそれは、教祖の霊性と理解力の範囲内での霊的真理にすぎません。また、ほとんどの場合、教祖が霊界から受けたメッセージは、時の経過とともに歪曲され、霊的真理からはるかに懸け離れたものとなっているのが現実です。

それに対してスピリチュアリズムで示された「霊的真理」は、霊界の高級霊たちによって厳選された真理が、周到に準備された霊媒を通して語られたものです。無数ともいえる「霊的真理」の中から、現時点の地上人にとって最も必要な真理が、最適な時期に伝えられているのです。シルバーバーチは60年以上にわたる交霊会を通して、従来の宗教ではまったく知ることができなかった多くの霊的事実や霊的知識を地上人に語ってくれました。それらはすべて、シルバーバーチを始めとする高級霊たちにとって、常識となっていることばかりです。スピリチュアリズムの霊的真理は、霊界を知り尽くしている高級霊ならではの最高の叡智が専属霊媒を通して、直接語られたものなのです。

シルバーバーチは自分がメッセンジャーとして地上に戻ってきた理由は「これだけは絶対に誤ることがなく、絶対に正しいから、ということを説くためです」(P237)と言っています。人間が考えたもので「絶対に正しい」と言えるものはありません。誰もが「いつまでも変わることのない正義」を求めているにもかかわらず、全幅の信頼をおくべき宗教も、矛盾が生じ、変更や妥協を余儀なくされてきました。しかし今回、シルバーバーチを始めとする高級霊たちは、この地上に「絶対に正しいこと」を伝えてくれたのです。この真理は、地上にあっても霊界へいってからも絶対に変わることはありません。何十年、何百年たっても、変わらず、色あせず、存在し続けるものなのです。どれだけ信じても、決して裏切られることがない「絶対的な正義」なのです。

私たちは、なんと素晴らしいものを手にしたのでしょうか! 永遠に変わることのない「霊的真理」は何ものにも代えがたい最高の宝物です。一度手にしたら、永遠に通用する輝やける叡智なのです。この幸運に心から感謝しましょう。そして、手にした宝物を一人でも多くの時期のきた人に手渡してまいりましょう。

参加者の感想

「絶対に正しいのが霊的真理」というシルバーバーチの言葉が心に残りました。霊訓を学ぶことでスピリチュアリズムの幹が太くなっていきます。そのつもりで自分はやってきましたが、あらためて霊訓の重要性を確認できました。真理は、あらゆる事柄に対する判断基準になりますから、しっかりと学んでいきたいと思います。

私も「摂理は絶対に正しい」という言葉が心に残りました。摂理にのっとった生き方をしていれば、絶対に大丈夫なんだ、間違うことはないんだ、何かあったときも摂理に合っているかどうかを確認して進んでいけば苦しくても間違うことはない、という確信が持てました。スピリチュアリズムを知って、何一つ迷うことはないことを確認できました。

日本人1億2千万人いる中で、霊的真理に出会えたことは、とても幸運なことだと思うと同時に、せっかく知ったのだからちゃんと真理にそった生き方をしていきたいと、今回も思いました。日常生活の中で真理を読もうとしてもなかなか集中できないことがありますが、真理を読む前に、今日の「スピリチュアリズムの特徴」のプリントを読めば、真理がすっと入ってくるのではないかと思いました。

今日学んだところでは「知識が多すぎても危険です。間違っている場合は特にそうです。」という箇所が心に残りました。私は江原さんの本を20読んで、すごく勉強して、一生懸命自分の苦しみを乗り越えようとしていました。しかしある日、それに対する否定があって、自分の気持ちと戦うのに1か月くらいかかりました。やっとシルバーバーチを読みたいという気持ちが勝ちました。それまでのものを捨て去る勇気を持つことはたいへんでした。今にして思えば、それらがいい経験になっています。最高の真理を知ることができたことに感謝しています。

毎日の生活の中で自分の心の動きを見ていると、人のためと思いながらやっていることも、実は自分のため、ということがあります。真理に照らして行動していこうと思うのですが、真理を実行する難しさを感じています。しかしこれからも少しずつ実践していこうと思っています。

「霊界の審議会で用意された叡智がこの私を通して届けられるのをお聞きになっていらっしゃるのです」というところを読んで、私は素晴らしいものを手にしていたんだ、ということを感じました。自分が霊訓に出会ったときは、右も左もわからなかったのですが、ただ本の内容に震えが止まらないくらいの感動を覚えました。すべて守護霊の導きによるものだと思うと、感謝の思いでいっぱいになりました。

「スピリチュアリズムは神の摂理に対する絶対信仰」とありました。生活のすべてを捧げた真剣な霊的人生であることを確認できました。
もう一つは、霊的成長に必要な知識だけを知っていればいいということが確認できました。自分はスピリチュアリズムに貢献したいという意識を持って、この地上に再生してきたと思います。なぜならば、真理に出会えて、なおかつこうして読書会にも参加させていただいているからです。
読書会で学んだことは「霊的視野」ということです。これは地上の見方と180度違います。自分がどうやって生きていけばいいのかというと、自由意志をどう使うかということだと思います。それは、物事に対して、霊的視野で見るのか本能的視野で見るのか、その二つに一つだと思います。まだ自分は本能的視野で見てしまいますが、できるだけ霊的視野で見るようにしていきたいと思います。

今までの宗教でも神様に祈っているのに、その人たちにどうして正しい生き方を教えてあげないのだろうかと疑問に思っていました。しかし、正しい祈りをしていないし、宗教組織のあり方も間違っていたんだということがわかりました。
これだけ本格的な霊的真理が地上に降ろされたのは初めてだと思うので、みんな、手探りでわからない部分もあるでしょうけれども、基本的な大枠が決まっていてその中にすべての配慮がなされていています。すべては霊界のタイミングで行われるので、自分の都合のいいようにはできません。これからも真理にしがみついていきたいと思います。

自分はシルバーバーチだけでなく、チャネリングやUFOの本なども読んでいます。しかしシルバーバーチを基本にして見ていけば間違いないということは実感しています。シルバーバーチ以外の本ばかり読んでいると枝葉の方にどんどんいってしまうので、シルバーバーチにもどると身が引き締まる思いがします。シルバーバーチは耳が痛いことが多いですが、霊的成長の方向にエネルギーを向けることが一番大切なことだと思いました。

霊的真理によって「自分がなぜ存在しているのか」を知ることができました。霊的真理に出会う前の私は、人間はただ死ぬために生きていると思っていました。しかし、霊的真理に出会って自分の考えが間違っていたことを知り、生きていて良かったと感じたことが今でも忘れられません。
高級霊は、人間の小賢しい知恵が入り込まないように細心の配慮をして、地上に真理をもたらしてくれました。地上人にとって必要な真理が、シルバーバーチによって地上に伝えられ、その真理を知ることができたのですから、できるかぎり真理の実践に努力していきたいと思います。残りの地上人生を真理普及のために役立てていきたいと思います。

地上時代のシルバーバーチは、たくさんの神を崇拝の対象としていたため、スピリチュアリズムの神観に到達するまでに、ずいぶん長い時間を要したことを知りました。しかし、私たちはシルバーバーチの霊訓を通して、実に短期間のうちに正しい神観を学ぶことができています。私たちは本当に幸せなんだと感じました。
また、今私たちが手にしている真理は、無数にある霊的真理の中から、選りすぐられた真理です。霊界の審議会で用意されたものであり、魂の成長を一番に考えたものなのです。更にはどのような時代や国、地上的背景が変わろうと改める必要のない絶対に正しいものです。そんな素晴らしい真理を手にしたのですから、あとは実践するしかありません。迷わずためらわずただ実践あるのみという気持ちで日々過ごしていこうと、強く思いました。


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