2010年12月19日学習内容

ニューズレター32号霊界の大審議会と現在のイエス

シルバーバーチによって知らされた“霊界最大の秘密”

一年を振り返って

学習のポイント

今年も残りわずかとなってきました。何かとあわただしいこの時期は、つい物質中心の意識で心が占められてしまいます。なかなか一人でじっくり霊訓を読む時間も取れない・・・と言う方も多いと思いますが、そんなときこそ3分でも5分でもいいので、目を閉じて周りの喧騒から身を引き、自分が霊的存在であったことを思い出してみましょう。心が落ち着き、これまでのあくせくした思いが一掃されることと思います。

今回の読書会は、霊界で行なわれる“大審議会”について学びました。地上の12月は、一年の中で一番にぎやかなお祭りと言える“クリスマス”の季節です。キリスト教圏ではイエスの誕生を祝う宗教行事ですが、多くの日本人にとっては、プレゼントやパーティーと言った物質一色の行事です。霊的視点で考えれば“人々を霊主肉従から遠ざけてしまう好ましくない行事”ということになってしまいます。

しかし霊界ではこの時期、とても大切な行事が催されることをシルバーバーチが解き明かしてくれました。年に2回、クリスマスとイースターの時期になると、スピリチュアリズムに関係する高級霊たちが地球圏霊界の上層に集結して大審議会を行なう、というのです。
そして、その大審議会の最高責任者がイエスなのです。

審議会では、スピリチュアリズムの進捗状況がつぶさに報告され、今後の展開についての指導もされる、というのです。霊界でこうしたことが行なわれていることは、これまで誰も知りませんでした。シルバーバーチが初めて地上人に伝えてくれたのです。シルバーバーチはその審議会でイエスと直接面会しています。億万の霊界人の中でも、人類救済計画の最高責任者であるイエスに直接会うことができるシルバーバーチは、どれほど霊格が高い霊であるのかがわかります。

高級霊たちは、スピリチュアリズムの進展に関して、地上人のわずかな動きも見逃すことはありません。日本の各地でシルバーバーチ読書会が行なわれ、真剣に歩むスピリチュアリストが少しずつ増えていることも報告されていることでしょう。

霊界での大審議会の開催は、スピリチュアリズムがどこまでも霊界主導で行なわれていることを明確に示しています。スピリチュアリズムは、地上人の考える狭い視点や短い期間での“幸せ”ではなく、“霊的視点からの永遠の幸せ”に向けての救済計画であることがよくわかります。

私たちは、他の地上人に先駆けて霊的真理という最高の宝を手にすることができ、霊界の秘密を知ることができました。それは、私たちは地上人でありながら、霊界の人たちと同じ立場に立ったということです。私たちがスピリチュアリズム普及のために努力するなら、その努力内容は、高級霊を通して審議会でイエスに報告され、次なる展開の布石となるよう霊界からの働きかけ(導き)がなされるのです。

皆さん、今年はどのくらい霊的真理にそえるよう奮闘努力したでしょうか? 皆さんの歩みの一つ一つの積み重ねがスピリチュアリズムの進展につながっていきます。自分をスピリチュアリズム普及のために使っていただけることを最高の喜びとして、来年も全力で歩んでまいりましょう。

参加者の感想

今日の学習では、「あなたの隣り人を愛せよ」という聖書の言葉が心に響きました。とても難しいことです。しかし、真理を知ったことで、ほんの少しずつですが実行できているような気がします。
去年も「真理に出会えて幸せです」と言ったのですが、今年もそれと同じです。しかし去年より幸せな思いが深くなりました。これまで1日1日が苦しかったのですが、今年は1分1秒がとても大切なものに思えるようになりました。それはどんな困難でも成長のためのプレゼントに変わっていくと思えるようになったからです。この真理は本当に深いと思いました。

日本がイギリスをしのぐシルバーバーチ大国になったということが、とてもうれしいです。これからどんどん広まっていけばいいなと思います。スピリチュアリズムを地上に降ろすために高級霊たちは、危険をかえりみず犠牲を払ってきてくれたことを思うと、自分はもっとしっかりしなければ…と思いました。
今年の夏から読書会に参加しています。読書会は交霊会と同じだと思うと、とても大きな意味があることだと思いました。
最近は何か選択するときは、苦しくても、できるだけ守護霊や背後霊の喜ぶことを選択していくことを心がけています。これ以上、守護霊を悲しませたくないという思いがあります。読書会に参加して“一人ではない”という気持ちを強くしました。

これまで「祈りがなかなかできない、できないんだから仕方ない」という気持ちだったのですが、先月、ある人の発言で、自分はこれまで真理に出会えたことに関して、あまり感謝もしないで過ごしてきたことに気がつきました。とても反省して、シルバーバーチをもう一度、最初から読んでみました。そうしたら、最初の感動がよみがえってきました。今までは「祈りをしなければいけない」という思いだったのですが、「祈りたい」という気持ちになってきました。それが今年の一番の収穫です。

今日は、イエスの聖句が出てきましたが、本当に気迫あふれる言葉に感動しました。世の中のすべての人が「隣人を愛する」という気持ちを持てば世界平和がくると思います。自分はいまだにやっと真理にしがみついている状態です。最近少しずつ、自分の敵と思える人たちにも少しやさしい気持ちで見ることができるようになりました。イエスの言葉は目が覚めるような力強い言葉で、励みにしたいと思います。

シルバーバーチに出会って丸3年です。毎月の読書会に参加するにはいろいろな困難がありますが、参加できるということは、霊界からもっともっと勉強しなさい、といわれているように思います。
仕事では、グチや不満を口にすることが極端に減りました。困難に出会っても、これを乗り越えるのが自分の役目だし、乗り越えないとまた同じ困難がでてくるので、自ら困難にぶつかって乗り越えていくようになったことが、この3年間の成長だと思います。
12月5日に公開ヒーリングに参加させていただきました。本当に心を揺さぶられる体験でした。

今日の感想ですが、スピリチュアリズムに携わる高級霊の犠牲に感銘を受けました。シルバーバーチも始めは英語も上手ではなかったのですが、練習を重ねてここまでになったことも大変な努力だったと思います。自己犠牲、奉仕の精神ですべてを行ってきたことを思ったとき、それを無にしてはいけないと思いました。
今年の初めに思ったことは「本物のスピリチュアリスト」になるためにはどうしたらいいか、ということでした。「本物・本当の」ということの意味がわかっているようでわからなかったです。いろいろと自分なりに調べて「謙虚になる、天狗にならない、傲慢にならない…」ということではないかと考えました。とにかく1年間、神と霊界に意識を向けようと思い、日々、努力しました。去年より、深みが増し、真理が身に付いたと思います。

高級霊たちが、苦難を顧みず人類救済のために働いている様子がよくわかりました。私たちは、高級霊の犠牲があって霊的真理を学ぶ機会が与えられました。この霊的真理を、日々の生活の中で実践していかなければ申し訳ないと思います。
1年を振り返って、今年1年分の感想を読み返してみました。読書会に参加している皆さんと1年を通して学べたことは嬉しいことでした。皆さんの変化して行く様子に刺激を受け、私自身の励みとすることができました。
来年はこの霊的な場でもっと真理の理解を深め、実践し、霊との絆を強くしていきたいと思います。

私たちはシルバーバーチによって初めて、イエスの本当の願いと真実の姿を知ることができました。イエスはご自分が神として崇められることをまったく望んでいません。またイエスを崇拝することが間違いであることも明確になりました。シルバーバーチはイエスを信仰するのではなく、イエスの生き方を手本にして地上人生を歩むべきだと説いています。この地上でもっとも摂理にそった人生を歩んだ人物がイエスであるというのです。私は「到底そんな立派な生き方はできない」と言いたい心境ですが、シルバーバーチはそれを認めません。イエスが行ったことは誰にでも実行できることばかりであると断言しています。ここまで強く訴えるその言葉から、私たち地上人の救いを真剣に願う親のような深い愛が伝わってきました。それはシルバーバーチだけでなく、スピリチュアリズムに関わる高級霊全員が同じ思いを持って人類救済に取り組んでいると言うことです。それを思うと、私ももっともっとお役に立てるようにがんばらなければと意欲が湧いてきました。来年は、更なる道具を目指して歩んでいきたいと思います。


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