2011年2月20日学習内容

スピリチュアリズム普及会のHPより

 『シルバーバーチの霊訓』の正しい学習法について』

学習のポイント――――

今回は、スピリチュアリズム普及会のHPにアップされた「『シルバーバーチの霊訓』の正しい学習法」を題材に会を進めていきました。

読書会の参加者は、シルバーバーチの霊訓を読み始めてまだ1、2年という人もいれば、5年、10年、中には20年以上、読んでいる人もいます。長年読み続けている人にとっては、今さら「正しい学習法」と言われてもピンとこないかもしれません。しかし「霊訓」を正しく理解し、それを深めていくためには、正しい学習が必要です。

おそらく多くの人は「霊訓」に出会った当初、出版されている20冊以上の「霊訓」をむさぼるように次々と読み進めていったのではないでしょうか? これまで疑問に感じていたことがシルバーバーチの言葉によって次々と明らかになり、目からウロコが落ち、感動の連続で、人生の大きな転機になったことと思います。

まさに眠っていた魂が目を覚まし、スピリチュアリズム人生の出発点に立つことができたのです。さて、ここから霊的人生の一歩を踏み出していくためには、今度は「シルバーバーチの霊訓」を「最高の霊的真理・生涯の指南書」という意識を持って読み直していかなければなりません。シルバーバーチは私たちに「何を伝えようとしているのか?」「私たちはこれから何をすればいいのか?」を明確に理解していかなければなりません。ただ漫然と「霊訓」を拾い読みしていたのでは、いつまでたっても、前に進むことはできません。自分の好みの箇所だけを繰り返し読んでいるだけでは、単なる「読み物」で終わってしまい、せっかく目覚めた魂も、居眠りをすることになってしまいます。

HPでは「霊訓」を正しく理解するためには「点の理解」ではなく「面の理解・全体的理解」が大切であると言っています。「霊訓」を「霊的真理の教科書」として理解するためには、まず始めに「スピリチュアリズム入門」「続スピリチュアリズム入門」といった入門書を繰り返し読むことです。それによって、スピリチュアリズムの全体像やシルバーバーチの教えの概要を正しく把握することができるようになります。

例えば誰もが「知りたい!」と思っているのが「神について」です。シルバーバーチは“大霊”と言う言葉で繰り返し「神」について語ってくれています。しかし「神」はどんな存在なのかのという全体像を自分でまとめるには、すべての「霊訓」を精査して必要な事柄をピックアップするという作業をしなければなりません。「霊訓」を読んでいるだけでは「神」についての断片的な理解しかできないのです。

しかし「続スピリチュアリズム入門」にはスピリチュアリズムで示された「神」の全体像が明確にされています。これを頭に入れて「霊訓」を読めば、シルバーバーチの「神観」がしっかり理解できるのです。

このように「入門書」をうまく活用することで、効率よく学習することができます。自分なりの理解や思いつきの学習では、いつまでたっても深い理解は得られません。全体像が理解できてこそ、時期のきた人に適切な伝道ができるのです。限られた地上人生の中で、できるかぎりの霊的成長をするために、もう一度「シルバーバーチの霊訓」の全体像を把握し、霊的歩みの糧としてまいりましょう。

参加者の感想

シルバーバーチは膨大な量なので、社会問題について考えるときも、どこかに書いてあった…と思うのですが、それがどこに書いてあったか、なかなか探し出すことができません。全体像を把握して、すぐに回答が出てくるようにしたいと思いました。

最初にシルバーバーチに出会ったのは、スピリチュアリズム普及会のホームページでしたので、とてもラッキーだったと思いました。もし最初に潮文社の1巻を読んでいたら「難しい本だ」と思ってそれ以上進まなかったと思います。今日家に帰って、また入門を読んでみたいと思いました。

始めに、1巻の冒頭を読んで理解できなかったのですが、それは自分に読解力がないからだと思いました。そういうわけではなかったとわかり、少し安心しました。家族から、シルバーバーチのことを聞かれて説明するのですが、自分の頭の中がごちゃごちゃしているので、うまく相手に伝わりません。今日学んで、まず自分が勉強して、整理しなければいけないと思いました。

最近、たいへんなことがたくさんあります。これまでは苦しいときほど「だれか助けて!」という思いがありました。前回、苦しいときほど真価が問われる、という言葉を読んで、初めて「苦しみに耐える力をください」と心の底から願っている自分がいました。少しずつですが、努力して変わっていきたいと思っています。

今回、ホームページにアップされた内容をいただき、また、読書会に参加させていただいて、あらためて導かれていることに感謝しています。今日が自分の出発になるような気がします。これまでの歩みを内省して、一生涯かけて学んでいきたいと思いました。

せっかく知った「点の部分」を、点だけで終わらせないで、面として理解していきたいと思いました。「紙に書く」「繰り返す」ことは、とても大切だと思っていましたので、今後もそれを実践していきたいと思いました。自分がしっかり理解して、人に伝えていきたいです。

前回、参加できませんでした。今日、来るときに、気持ちのいい、落ち着いた空間に向かっている、という気がしました。それが実感できることがうれしかったです。今日の学習で、当時の編集者が1巻を出すことがとても大変なことだったと思いました。 自分も読みっぱなしになっていることを感じます。入門書を繰り返し読むことが大切だと思いました。

今まで本を読んだだけで“真理を理解しているつもり”になっていたことを実感しました。人さまのお役に立つには、まず自分を改革しなくてはいけないと思いました。もう一度、学習方法にそって、一から学び直したいと思いました。

スピリチュアリズムに出会って、まる4年になりました。始めはスピリチュアリズム普及会のホームページを見て、おもしろいなと思って読みました。自分で1から12巻を読むより、霊訓を読んでまとめてくれてあるニューズレターを読んだほうがいいと思って、ずっとニューズレターを読んでいました。それによってスピリチュアリズムの内容がわかって、今に至っています。
普段、なかなか時間がとれないのですが、自分で霊訓を録音して、それを聞いています。

「古代霊は語る」を始めに読んで、それから1から12巻を読みました。やはりわからないことがたくさんありました。最近、他の本は読まなくなり、霊訓を繰り返し読んでいます。読むたびに新しい発見をしています。

ハート出版の霊訓から読み始めて、おもしろくて、スピリチュアリズム関連の本は全部読みました。毎日読んでいますが、何回も読んでいて思うことは、スピリチュアリズムの実践は、スパイラルで向上していく、ということです。以前読んで忘れていたり、理解できなかったことも、また読むと理解できるようになっています。読めば読むほど、わかってきます。スルメのようなものだと思います。毎日、霊訓を読み、実践できるように努めています。

霊訓に出会ったばかりの頃は感動し読み続けていました。しかし気に入った箇所たけが心に残り、他の箇所は読み飛ばしていました。今日学んで、霊訓をただ読み続けるだけでは正しい理解はできないことがよくわかりました。理解できる箇所とできない箇所の差が大きいのは、霊訓の全体像がわかっていないことが原因でした。霊訓のトータル学習としての7項目によって確実に霊訓を学んでいくことができます。それによって真理の理解が深まり、実践していく力になると思いました。

私たちは、先輩スピリチュアリストたちの苦労と犠牲の上に残された「シルバーバーチの霊訓」という霊的宝を手にしています。そして今回、膨大な真理を体系的に理解するための学習の仕方も教わりました。真理のアウトラインを知ることで、より積極的に実践に意識を向けて歩むことができます。本当に時代の恩恵に与っていることを感じます。あとは日々の歩みのなかで、一歩一歩実践を積み重ねていくのみです。小さな努力を続けることが、霊界の道具としての資質の向上につながり、具体的にお役に立てるものと信じます。スピリチュアリズムに出会えたことで、前向きに人生を歩める幸せを感謝しています。


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