学習のポイント
スピリチュアリズムは、霊界の高級霊によって起こされた人類救済活動です。地上に蔓延する悲劇や不幸をなくし、地上人を無用の苦しみから救い出そうという、霊界の人々の愛から出発しているのがスピリチュアリズムなのです。
今回の学習の箇所は、高級霊を代表してシルバーバーチが、人類救済を成し遂げるためには地上人の協力が必要であることを切々と語っています。シルバーバーチは、こう訴えています。「もっともっと多くの霊媒がほしいのです。いくらいても多すぎるということはありません。」(P113)
“霊媒”というのは、一般的にいう霊能者のことではありません。霊媒とは地上と霊界の橋渡し役のことです。つまり、霊界の願いを理解して、霊界の人々に協力する地上人、霊界の道具となって働く地上人のことを指しています。
霊界の願いは、ただ一つ、何としても人類を救いたいということです。その願いを知っている私たちスピリチュアリストこそ、シルバーバーチが必要としている“霊媒”です。霊界は、一人でも多くのスピリチュアリストの出現を切望しているということです。
私たちがスピリチュアリズムと出会い、霊的真理を知って、それを実践していくことは、自分の魂を成長させると同時に、霊界と地上の橋渡し役・霊界の道具として、人々の本当の幸せのために最高の奉仕人生を歩んでいくことなのです。
自分の利益を顧みず、誰かのために働くという奉仕の仕事は、私たちのまわりにたくさんあります。どんな奉仕も「人のために…」という動機があれば、価値あるものとなっていきます。しかし、真理を手にした私たちは、さまざまな“奉仕”の中でも、真理にそった最高の奉仕ができる立場に立っています。スピリチュアリストは、いつどこにいても、人のために役に立つことを心がけることはもちろんですが、相手のために何が一番役に立つことなのかを知っているのは、霊界の人たちであることを忘れてはなりません。最高の奉仕は、霊界の道具として働いたときに達成されるのです。
「もっともっと多くの人材――これが私たちの大きな叫びです」とシルバーバーチは繰り返し訴えています。霊界の人々の心の叫びを受け止められるのは、スピリチュアリストしかいないのです。もっとよき道具となれるように、真剣にスピリチュアリズムと取り組まなければならないという思いで胸がいっぱいになってきます。
スピリチュアリズム普及は「全身全霊を打ち込むようでなくては成就できません」。
“人類救済”という大仕事の一翼を担うにふさわしい人材となれるよう、奮闘努力あるのみです。
参加者の感想
「私たちの説いている真理は必ず地上世界に広まります。大霊の息がかかっているからです。」という力強い言葉がありますが、その根拠は“スピリチュアリズムが神のお墨付きである”ということです。これがとても心に残りました。
もうひとつは「もっともっと多くの霊媒がほしいのです。」という言葉です。霊媒というと霊能者のことだと思っていました。しかし、自分も霊媒の一人だったのです。真理を聞いて少しでもわかるということは、それをまだ知らない人に伝えていく道具になり得る、ということです。自分も道具になる第一歩を踏み出そうかと思うことができました。将来のビジョンが見えたような気がしました。
一人で本を読んで納得して、生活に活かしていきたいと思っていたのですが、こうして読書会に参加して、皆さんが同じような考えで集っているんだという喜びを感じました。
特別な宗教を持っていたわけではなかったのですが、何か自分を役立ててもらえないかと思っていたところにこの霊訓と出会いました。今後は、そうなれるように自分で努力しようと思いました。
私も霊的真理に出会う前に大きな苦しみがありました。その苦しみでもがいているときに、守護霊の導きで、真理に出会うことができました。それから人生観ががらりと変わりました。しかし、実際の生活をしていると、気持ちが下がってしまいますが、霊界の人々の期待を裏切らないように頑張っていきたいです。
「価値あるものを手に入れるには必ず苦しみと悲しみが伴うものです。」とあります。この言葉はいつも心にとめています。価値あるものとは何だろうと考えてみると、魂の発達だと思います。魂を発達させるためには、いやなことが起こってきますが、なんとかこの言葉を思い起こして乗り越えていきたいと思います。
「自分にとって必要な苦しみを与えてください。乗り越えられるような勇気を与えてください。」と祈っています。
霊訓の言葉をカードに書いて、いつもで見られるように持ち歩いています。
毎回感じることですが、私たちが地上にいながらにして、この真理を学ぶことができるのは、霊界がずっと導き続けてくれたおかげだということです。
今日学んだ中に「皆さん方の味方は宇宙で最強の力なのです。」とありましたが、その言葉の本当の重みを自分はわかっているようで、まだわかっていないのだと思います。自分の心にしっかり真理を刻み込ませていきたいと思います。
先月はじめて参加して、基礎が大切だと思ったのですが、今月もまた基礎の大切さを感じました。本屋さんに行くと、自分を変えるという内容でたくさんの本が出ていますが、どれもあわただしくせきたてるような感じです。この読書会に参加すると、そうした思いがリセットされます。ゆっくり、じっくりと成長していく、という原点に戻れるような気がします。
今日はたくさんの霊的知識を得ることができました。霊的知識の大切さを感じました。たとえばここから新潟に行こうとしたとき、いろいろな方法がありますが、正しい知識があれば、目的地まで楽に行くことができます。正しい知識を持って、それを実践していくことが大切だと思いました。いい体験をたくさん積んで、霊界へ持っていきたいと思いました。
今日またあらためてスピリチュアリズムの素晴らしさを感じました。「命の大切さ」と簡単にいう人がいますが、スピリチュアリズムはその意味を見事に表現していると思いました。私はスピリチュアリズムを知って「死への恐怖」がなくなりました。これはとても大きなことです。
スピリチュアリストになる資格が書かれていましたが、それに少しずつ近づきたいと思いました。
今回のテーマは、霊界側はもっともっと多くの人材を必要としている、ということでした。どんな人材を必要としているかを知るとその大変さを感じます。なかなか自分がそうなれないことを感じて、少し落ち込みました。
しかし「人のために」という気持ちが大切である、という箇所を読むと勇気が出てきました。
今日も多くのことを学ぶことができました。その中で「もっともっと多くの霊媒がほしいのです。」とありました。霊界は、スピリチュアリズムのために、地上で誠心誠意働いてくれる人材を求めています。これは真理を受け入れることができた人で、真理にそう努力をする人のことです。どれだけ真理にそう努力をするのか、どれだけスピリチュアリズムのために役に立つことができるのかは、日々の実践にかかっています。シルバーバーチが教えてくれているように、あくまでも目標は高く掲げ、地道に努力していくことが大切なことを学びました。意識していきたいと思います。
霊界の人々は、もっともっと多くの人材がほしいと切実に訴えています。そして霊界が道具として求めている人材としての内容・条件は、非常に高いものばかりです。しかしそれは、霊界の人々の人類救済にかける情熱の現れであることを学びました。この地上を何としても変えたいという思いであり、本気であればあるほど、厳しくなるということです。
霊界の求める人材と現実の自分を比較したとき、本当に程遠いと思いがちですが、霊界の人々は、地上人一人一人の能力や持っている内容をすべて知った上で、活用してくれます。たとえ小さな道具であったとしても、精一杯歩むこと、それが私たちの役目だと思います。霊界の人々を信じてがんばりたいと思います。