2010年2月21日学習内容

スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ 

第3章わたしたちは決して見捨てません(P68~P78)

ニューズレター6号より

守護霊との二人三脚の歩み

学習のポイント

3章の後半も、従軍牧師との対話が続いています。牧師は、シルバーバーチの交霊会に出席して辞職を決意するのですが、その2、3ヶ月後に他界してしまいます。シルバーバーチはたぶんそうしたことも知っていて、牧師が残り少ない地上人生を悔いなく過ごせるように、最大限のアドバイスと励ましの言葉をかけたのではないかと思われます。

牧師の迷いや不安は、私たちにもそのまま当てはまるものです。霊的真理を手にすることができた私たちですが、日常生活で起こってくるさまざまな困難に対して、ときに悩み、迷い、不安を抱き、誰かに頼りたい、この試練から逃れたいという思いに駆られることがあります。

苦しみや困難に遭遇すると、いつの間にか視野が狭くなってしまいます。目の前のことしか考えられなくなってしまいます。しかし、私たちには霊的知識があります。永遠に変わらない真理――それは、摂理にそっていれば、必ず摂理通りの結果が得られるということ、そして、どんな状況にあっても神はすべてを善きように計らってくださるということです。

弱い自分が頭をもたげてきたときこそ実は、スピリチュアリストとしての真価が問われるときなのです。
シルバーバーチは明言しています。「いかなる問題もこれ(霊的真理)を適用すれば遠からず解決します。」(P69)
問題を抱えているときこそ、霊的真理に照らして自分を立て直し、神と霊界の導きを信じて突き進んでいくことができなければなりません。

シルバーバーチは地上人の迷いや苦しい胸のうちをすべてわかった上で力強く励ましてくれているのです。
「わたしの全存在の息吹をもってあなたを支援します。迷わず進みなさい。」(P71)
「大勢の霊がこれまでずっとあなたを鼓舞し、保護し、導き、目にこそ見えなくても現実的影響力を行使してきたのです。……そうした霊とあなたとは文字通り一体であり、決して見捨ててはおきません。」(P71)
「躊躇してはいけません。思い切りよく突き進みなさい」(P72)

神と霊界の導きに全幅の信頼をおき、霊的真理を支えとして歩むことができる「スピリチュアリスト」に成長していきましょう。

参加者の感想

シルバーバーチに出会えて、本当によかったと思っています。最近までシルバーバーチという名前しか知りませんでしたが、霊訓を読んでみて、自分は揺らぐことのない真理をずっと求めていたことがわかりました。やっと出会えたような気がしています。
今日の学習の中で「霊的つながりがいったんできると二度と切れることはない」という言葉がありましたが、自分はまだ出会ったばかりですが、今後、この言葉通りになりそうな気がしました。

真理と生活を一致させるように努力していきたいと思いました。まだまだ自分は霊的知識が足りないので、学んでいこうと思いました。
守護霊についても、もっと意識していきたいと思います。

子供に対して感情移入してしまうことがあります。しかし、私には私の守護霊がいて、子供には子供の守護霊がいるので、親として言うべきことは言うけれども、そこから先は子供の守護霊に導いてもらうという気持ちが大切だと思いました。

「ただ単に苦しい体験を積むばかりでは無意味です。その中から教訓を学び取らないといけません」という言葉が心に残りました。自分のレベルに応じた体験が起こってくるので、その体験からなにを学ぶのかをよく考えて、少しでも向上する方向にもっていきたいと思っています。

霊的真理を実生活に活かすこと、そして、日々、霊的真理にそう努力をすることが大切だということを学びました。
ニューズレター6号は2年半前に目を通して、そのときは守護霊についても実感がありませんでした。しかし1年前にもう一度読んだとき、この中に出てくる4つの努力目標を実践することにしました。今は守護霊をとても身近に感じます。日々の祈りの中で涙が出て、ありがたいなと思えるようになりました。
霊的真理にそう努力をしていく中で、自分が霊的存在であり、死んでもずっと生き続ける、この世はわずかな逗留の場で、霊的成長が大切であるという確信が持てるようになりました。地上での持ち物はレンタルで、霊界に帰るときは持っていかないのだと思うと、モノに対する執着がなくなりました。
不要な心配や取り越し苦労もなくなりました。これからは、真理を人に伝えることができるように精進したいと思います。

最近、自分の影響力について考えています。人によい影響を与えることが一番いいことだというのが、今の自分のレベルでの回答です。「霊的真理にそう努力」ということが漠然としていたのですが、「神に似ていくこと」という答えが今の私の中に出てきました。神に似ていく努力をすることが真理の普及になっていくのだと思っています。一生のうちに、真理を手渡せる人は、一人出会うかどうかだと思ったときに、自分から他の人にいい影響力を与えていくことができれば、それがまた次の人に伝わっていくのではないかと思いました。

守護霊のことを学んで、涙が止まりませんでした。私は、困難や苦労にあうと愚痴をこぼしたり、つらい、逃げたいと思う気持ちが先になってしまって、萎縮してしまいます。でもこんな私のために愛のエネルギーをたくさん与えてくださって、くじけそうなときには勇気を与えてくれて、悲しいときには慰めてくれた守護霊に、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。これからも守護霊に感謝して歩んでいきたいと思います。

地上世界で苦しみが果たす役割の大切さを再確認できました。大切なのは、この地上で苦しみを教訓としてとらえていくことです。そのためには正しい霊的知識が必要です。地上人にどうしてもこの真理を知らせたいという霊界側の強くて深い愛の思いを感じました。
霊的真理を手にした私たちができることは、大霊の道具として志願することです。得た知識を実践して、霊界に信頼されるように歩んでいきたいと思います。

今日の読書会で2つのことを改めて確認し、学び直すことができました
1つ目は、誰にでも守護霊がいて、導きがあること。2つ目は、今の人生を自分で選んだことで、現実の地上生活はその反映であることです。
今大切なのは、せっかく手にすることができた霊的真理を実生活に活かすことです。
真理を学び大霊の道具として働くことを地上人生の目的のひとつとして再生してきたのではないのかと思いました。

地上人全員に守護霊が付いていること、そして自分にも守護霊が付いているという事実を知ることができる私たちは、本当に幸せだと思います。
瞑想・祈りを継続したことで、守護霊を実感として感じることができるようになったという感想がありましたが、実践と継続こそが知識レベルを超えた本当の理解につながること、また、実感を持てることが本当の霊的宝となることを、あらためて確認することができました。
これまでの人生を振り返ってみると、私自身も、守護霊に対して悲しい思いや辛い思いを強いてきたことがあると思います。しかしこれからは、守護霊がどんな思いで自分のことを眺めているのかに思いを馳せ、また何を語りかけてくれているのかに耳を傾けるようにしたいと思います。


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