2011年11月21日学習内容

霊性進化の道しるべ

第7章ああ、真白き大霊よ……(P154~P161)

ニューズレター16号-スピリチュアリズムにおける神観

スピリチュアリズムは深くて敬虔な神への信仰なのです

学習のポイント

7章の冒頭には「シルバーバーチの交霊会の様子がカセットテープに録音され、世界中の人々に愛聴されている」とありますが、現在、私たちが聴くことができるのはハート出版から出ている「Silver Birch Speaks」が唯一のものです。貴重な音源を聴くことで自分が交霊会に参加しているような気持ちになれるのは、とてもうれしいことです。

CDでもわかるように、交霊会はいつもシルバーバーチの祈りで始まり、祈りで締めくくられました。シルバーバーチの祈りには、神への讃美と感謝がイキイキとした言葉で語られており、終始、神への深い信仰心が貫かれています。私たちは交霊会で語られる内容だけでなく、シルバーバーチの祈りからも実に多くのことを学ぶことができます。

シルバーバーチはよく「神は法則です」「あなたは神です」と言っていますが、シルバーバーチは「造化の大霊」「全知全能」「無始無終」という言葉で神に語りかけています。これは、神は全存在物の創造主・私たちの霊的親であるということです。さらに「完全なる摂理の背後の無限なる知性」ですから、神が摂理をつくり、その行使は完全であることがわかります。そして神は「完全なる愛と叡智の権化」として、いついかなるときも、すべての人間に完全に平等な愛で、最高の叡智をもって臨んでいてくださるのです。

シルバーバーチの祈りの一言一言の中に真実の神の姿がはっきりと示されていて、神がどれほどの思いで私たちを愛してくださっているかがひしひしと伝わってきます。これまで数え切れないほどの地上人が神に祈りを捧げてきたのですが、高級霊の祈りこそが本物の祈りであることがよくわかります。

私たちはシルバーバーチの霊訓によって、真実の神の姿を知ることができます。シルバーバーチの祈りを読むことで、本当の祈りとはどういうものかを知ることができるのです。スピリチュアリズムは、これまでそれぞれの宗教で説かれてきた“地上人が考えた神”ではなく、高級霊が深く実感している“霊界共通の神”を地上に伝えてくれたのです。そして、正しい神観に立って、祈りを捧げるという祈りの手本も示してくれたのです。

祈りは神への願い事ではありません。祈りは神への語りかけであり、神とのつながりをより緊密にすることです。私たちスピリチュアリストは、シルバーバーチから教えてもらった正しい神観に基づいて、いつも神に祈り、語りかけるという姿勢を忘れてはならないのです。

参加者の感想

ニューズレターの中で引用されていたインペレーターの「われらは神のために生き、神に向かいて生きていく…」という言葉が印象に残りました。今までの宗教の神観とスピリチュアリズムの神観については勉強中なので、まだ人に伝える自信はありません。
祈りについては、仕事の前にはかならず「人のために役に立つような、いい仕事ができますように」と祈ることを習慣づけています。どこにいても神とのつながりが切れないような生き方がしたいと思っています。

「神を知りたい」というのは霊的本能であるということを聞いて安心しました。他の宗教では、神についてあまり深く追求してはいけない、といいます。自分は神について知りたかったので、シルバーバーチを読んで、その欲求が認められたことがうれしかったです。
正しい神観を知ることの大切さとその神観にもとづいた祈りをすることが重要だということを学びました。

祈っていると、意味もなく号泣してしまうことがあります。
神様に関しては、子供のころから「神様、仏様」というようにセットになって考えていて、「それは違う」ということがよくわかりました。しかし、シルバーバーチの存在が大きくて、まだ神様について考えるところまでいっていないというのが正直なところです。これから、勉強していきたいと思います。

真理に出会う前は心のよりどころがなく、不安な思いにかられることが多かったです。すがりつくものが欲しくて、キリスト教や他の宗教に顔を出したこともありました。しかし、どこか受け入れられないところがありました。シルバーバーチに出会えて、素直に納得することができ、とてもうれしかったです。
またイエス様がとても好きだったのですが、「イエス様のことも神話の世界の話かもしれない」と思っていました。しかしイエス様が実在して地上に降りてくれたことを知って、ともてありがたく、うれしかったです。

なかなか祈りができないのですが、できるだけ“神への語りかけ”をするようにしています。苦しいときは、霊訓を開いて読むことでいろいろなことに気付かされます。
今日は「私たちは他の人たちよりも、スピリチュアリズムを早く知ることができました」という言葉を聞いて、スピリチュアリズムに出会えたことにもっと感謝しなければいけなかったと思いました。

祈りが大切なことはわかっているのですが、なかなか継続してできません。それが自分でもつらいのですが、今日学んで、神についてのイメージが確立していないから祈りの優先順位が低くなってしまうのだと思いました。
「人のために役に立つように」ということだけは祈っているのですが、今自分がやっていることが本当に役に立っているのだろうかと疑問がわいてきました。真理にそった生き方をしていなければ、時期のきた人にも出会えないわけですから、もっと自分が勉強して「自分がやっていることは間違いがない」という確信を持ちたいと思います。勉強も実践もがんばっていきたいです。

私はスピリチュアリズムに出会って一番よかったことは、神とはどういうものかを知ることができたことです。それによって神の計画があることを知り、霊的視野で世界を見ることができるようになったことはとても感謝しています。
自分で静かに落ち着ける時間をつくって霊界や神様のことを思うと、自然に霊界の人たちや守護霊が応援してくれていることを感じます。
今日も駅で手を振って見送る人の姿を見て、私たちも霊界から地上世界に生まれてくるとき、「地上で頑張れよ」といって、手を振って送られてきたんだろうという気持ちがしました。自由意思で他の方向に行くことなく、摂理にそって歩んでいきたいと思いました。

シルバーバーチの交霊会のCDをはじめて聞きました。毎週こうしたことが行われ、それも原稿もなく、質問者の質問に即答していることは、あらためてすごいことだと思いました。霊界の実在を感じました。

神への信仰は、正しい神の姿を知らなければ、的外れなものになってしまいます。それだけに神についての正しい知識を得ることは重要なことであり、私たちはとても恵まれた立場にあると感じました。
スピリチュアリズムは、神への信仰を教えてくれています。ニューズレターの中に「霊界人はみな敬虔な信仰者である」という言葉がありましたが、地上の私たちは、霊界人を見習って信仰実践に励むことが大切であることを学びました。

シルバーバーチは約3千年前に地上人生を送った高級霊です。実に長い年月をかけて自らが体得した霊的真理を、私たちに届けてくれました。しかしシルバーバーチの背後には、シルバーバーチ霊をはるかに凌ぐ高級霊が控えその指導にあたっていることを考えると、3千年どころではない、悠久の時をかけて知り得た霊的真理が地上に降ろされたことが分かります。
シルバーバーチと多くの高級霊たちの広い視野と知性・洞察力のすべてが結集され、選りすぐられたすばらしい真理です。私たちは最高の霊的真理を手にしていることを思うと、真理にそって歩むための力と勇気がわいてきました。実生活の中で可能な限り真理を活用していきたいと思います。


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