2010年3月21日学習内容

スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ

第4章真理はすべて素晴らしいのです(P84~P89)

 ニューズレター7号より

「知識の重要性を決定するのは、スピリチュアリズムの霊的真理です」

学習のポイント

4章の冒頭では、シルバーバーチの交霊会がどのような様子で行なわれたのかが、編者であり、実際に交霊会に出席したことのあるトニー・オーツセンによって語られています。

シルバーバーチの交霊会の内容は、1930年代の前半から1981年にバーバネルが他界するまでの約50年間が記録に取られています。そのうち、スワッハーが主催していた約30年間は、毎週1回の交霊会が行なわれていました。その後はバーバネルが他界するまでの20年間は月に1回、行なわれていたということです。

これで何回くらい交霊会が行なわれていたかを知ることができます。毎週1回が30年間、月に1回が20年間(第二次世界大戦の間は2週間に1回だったようです)、およそ1500回くらいにはなります。

バーバネルたちは、なんと1500回の交霊会を行なってきたのです。1500回を継続するためには、情熱、忍耐、執念、使命感など、持てる力のすべてをスピリチュアリズムに注がなければできません。スピリチュアリストの先輩である彼らは、人生をスピリチュアリズム普及に費やし、自分の事情を犠牲にして、これだけの偉業を成し遂げたのです。

彼らをここまで駆り立てたものは、何だったのでしょうか? それは霊的真理への絶対的な確信と霊界への信頼に他なりません。霊的真理は、高級霊たちから地上人への最高の贈り物です。シルバーバーチは「みんなで意見を出し合い、それを総合して皆さんにとって最も有益なものに仕上げるのです」(P86)と語っています。地上人が幸せになるために、何が必要なのかを徹底的に吟味した上で、霊界の叡智を結集させて「霊界通信」という形で地上にもたらしたものが霊的真理なのです。

霊的真理を知れば知るほど、その深い内容に心を動かされるのは、それが人間の魂の原点に深く響くものだからです。高級霊シルバーバーチもバーバネルも私たちも、霊的真理に副うことで心からの平安を実感するようにつくられています。神が与えてくださった「分霊」が、霊的真理にそった行いによって成長し、喜びをもたらしてくれるのです。魂の喜びと心からの充足があるからこそ、1500回もの交霊会が行なえたのだと思います。

時空を超えた最高の宝である霊的真理は、今、私たちの目の前に示されています。私たちは50年分、1500回分のエッセンスを手にしています。それは高級霊たちの必死の働きかけの賜物であり、バーバネルたちの道具としての人生によってもたらされたものなのです。この大切な真理を正しく理解し、忠実に実践し、次の世代に伝えていくことが私たちの役目です。人類救済計画のさらなる進展のために、私たちも道具となって、精一杯、働いていきましょう。

参加者の感想

霊的真理に出会えたこの時期に感謝したいと思います。偶然、ネットのサイトを見たと思っていましたが、それは偶然ではないということがわかりました。読書会に参加できたことも偶然ではないので、今は、スピリチュアリズムから離れたくないという気持ちです。このタイミングを大切にして、霊的真理をもっと深く理解していきたいと思いました。これからいろいろなことが起こってくると思いますが、真理で対処できるように、本物になりたいと思います。

「肉眼で見れば小さな一室にすぎない場所も、霊界から見れば壮大な神殿である」とシルバーバーチが言っています。自分では感じることはできませんが、そうなんだろうなと思います。
自分はどちらかというと重要性の少ない知識を求めてしまいがちなので、気をつけなければいけないと思いました。

「魂が真理を理解する段階まで成長してはじめて真理の方からやってくる」という言葉が心に深く刻まれました。何事も順番でしか進んでいかない、一足飛びにはいかないのだろうと思います。
霊的真理は、皆が一瞬にしてわかるものではなく、一人一人の努力によって真理を受け入れられるような自分をつくっていって、やっと受け入れられる、辛い思いをしてはじめて受け入れられるのだと思います。

真理を知ってもそれ以上進めるかどうかも時期があると思いました。私ははじめてシルバーバーチを読んだときも、あまり深く感動することはありませんでした。しかし、知った以上は責任が伴うとあったので、これは手放してはいけないという思いしかありませんでした。そのために、読書会に参加し始めたときは、居眠りばかりしているときもありました。最近、勉強しなければいけないような状況になってきて、これでやっと時期がきた、と思えるようになりました。勉強してみると、今までバラバラだったパズルのピースが少しずつ合わさってきて、こういうことか、というふうに、真理の理解ができるようになってきました。自分の中に意欲が湧いてきたことを感じています。もう少し知りたいなという気持ちになってきたところです。

真理に出会って、物質レベルのものを捨てるのは割合、簡単でした。自分は物質には執着がなくて真理にそっていると思い込んでいました。しかし、今、自分の間違った考え方のクセがあることがわかるようになってきました。その考え方のクセを直すのがとても大変で、真理の方にハンドルを切るのがとても重いです。頭ではわかっていても、なかなかできないという葛藤があります。魂の勉強は本当に大変だということがわかりました。「真理というものは簡単に手に入るものではない」という言葉があって、本当にそうなんだなと思います。霊界を信じて、ハンドルを真理のほうに戻そうと思っています。

私も同じように「真理というのは簡単に手に入るものではない」という部分が心に残りました。先月は自分の気持ちがコロコロと変わってしまって、どうしても真理とは違うほうに向いてしまい、急いで真理を思い出すという毎日でした。しかし、「光が闇を征服し、知識が無知を負かし、喜びが悲しみと取って代わり、そして真理が勝利者となるのです」という部分を読んで、自分ももう少しがんばろうと思いました。

私もシルバーバーチをはじめて読んだときに「価値あるものは軽々しくは手に入らない」という言葉に、たぶんそうだろうと思っていました。今になってみると、非常にそれがよくわかります。頭ではわかっていてもできないことがたくさんありますが、自分の周りでは、見えない人たちが応援してくれていることを確信しているので、あきらめずにがんばろうと思えます。今日は、久しぶりに参加できて、エネルギーをもらえたことにすごく感謝しています。

霊的真理を知って、日常生活をどのように過ごすかがすべてだと思います。神の摂理にそって絶対的信仰をしていきたいと思います。霊主肉従の努力、利他愛の実践、苦しみへの正しい対処、という基本にそっていこうと思っています。

ちょうど数日前にニューズレター7号を読んだばかりでした。最近、真理とは違う方向に興味がいってしまっていました。なかなか気持ちが真理の方にもどってこなくて、これはいけないと思い、ニューズレターを読んで心を戻すことができました。助けられたと思いました。もう一度、魂の成長に向けて実践していかなければならないと反省したところです。

「求道者の道は容易ではありません」と「何事も目のくらむような一瞬の閃光の中で達成されることはありません」という言葉にスピリチュアリストとしての姿勢が表れていると思いました。小さな交霊会でも数千の霊たちが働いていることを知って、スピリチュアリズムがとても大規模なものであることがわかりました。

シルバーバーチの霊訓は、シルバーバーチという一人の霊の考えではなく、霊界の審議会で選択された霊的真理が地上に降ろされています。その内容は、地上人の魂の成長にとって必要不可欠のものが最優先されていることを思うと、霊界の人々の地上人に対する愛の思いが、どれほど深く強いものであるかを感じます。私たち地上人は、その愛に応えるためにも、真理にそう努力によって霊的成長の道を歩まなければならないと感じました。


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