2010年5月日16学習内容
スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ
5章あなたが大霊なのです(P106~P111)→
ニューズレター30号より
「良きスピリチュアリストになるためにはまず何から始めたらよいのか」→
学習のポイント
シルバーバーチは地上の現状を次のように言っています。「地上世界は争いごとや恨み合い――いわゆる不協和音に満ちております。悲哀と悲劇と流血にあふれております。それでいてお互いが“我らに平和を!”叫びます。」(P107)
世界中の人々が、幸せに満ちた平和な世界を願っているにもかかわらず、現実の地上は戦争や貧困、飢餓など、多くの悲劇が絶えることはありません。物質の豊かさをどこまでも追い求め、自分たちの利益だけを優先させることが当たり前になってしまったこの地上は、神が造ろうとされた愛と調和の世界から、大きくかけ離れたものとなっています。
不協和音に満ちた地上を光あふれる世界にするために高級霊たちが起こしたのがスピリチュアリズムです。「私たちの目的としているのは人類を現在の間違った状態から救い出し、人生を人のために役立てる方法を教えてあげ、そうすることで魂と精神の豊かさ、地上的なものではなく、より高い霊的なものにかかわる安らぎと幸せが得られることを意図しているからです。」p110これがスピリチュアリズムの目的です。
地上の大きな間違いとは「物質中心である」「まず自分が大切である」ということです。私たちは、スピリチュアリズムの目的にそって、声を大にして「すべての中心は霊である」「自分を優先させるのではなく、自分を犠牲にして人のために役に立つ人生こそが、真の豊かさをもたらすものである」ということを世界中に伝えていく役目があるのです。
それは、これまでとはまったく違う価値観を伝えていくことになります。シルバーバーチのいう「新しい世界」を切り開いていくことになるのです。霊的真理を知り、それを実践していこうとすると、これまで同じ価値観のもとに仲良くやってきたはずの家族や友人たちと大きく隔たりができ、孤独を感じることがあります。自分だけが遠い世界にきてしまったような不安を覚えることもあります。
そんなときこそシルバーバーチの言葉を思い出してください。
「勇気をもって前進してください。もとより、これからも多くの困難と多くの失敗は免れません。が、そういう時でもわたしたちが背後に控えていて、苦しい時には不屈の情熱を吹き込み、疲れた時には希望と力を与え、意気消沈している時には精神を高揚してあげるための努力をします。決して一人ぽっちではありません。大霊が使者を遣わして援助します。」(P108)
私たちが取り組んでいるスピリチュアリズムは、「大霊の息のかかった」ものです。「絶対に裏切ることのない、全生命の始源である大霊」に全幅の信頼をおくことは、最も賢明な生き方そのものです。勇気を持ってスピリチュアリズム人生を歩み出しましょう。あなたの背後には霊たちの愛と導きが惜しみなく注がれています。
参加者の感想
今、忙しくて霊訓をあまり読まなくなってしまったので、今日の学習で、もっと読みなさい!と言われたような気がしています。
最近、朝、祈るようにしています。職場に少し早く行って、一日の導きと困難を避けるのではなく、困難を乗り越えられるように力を与えてください、と祈っています。困難は自分を成長させるための糧となるものですから、困難を乗り越えることを喜びと考えています。
本を読み始めたときに、書いてある通り「あなたは大霊、神です」と人に話しました。そうしたら、自分を神だというのはろくな宗教じゃないと言われました。今は、やっと少しわかり始めました。
自分の人生を捧げるというところまではまだ至っていませんが、真理は手放せないものだと思っています。
今月は、3人の友人から悩みを打ち明けられました。真理を知った私からみれば、どうしてそんなに重く受け止めるのか、と思うような内容でした。真理を知っているおかげで、ささいなことと受け止めることができました。
私は祈りが苦手だと思っていましたが、今日学んで、その3人の友人のために祈りたいと思いました。
「物質界の困難や試練やトラブルには超然とした態度で、常にその目を大霊のシンボルである太陽へ向けられんことを」という言葉が心に響きました。自分が今まで利他愛だと思っていたことが利己愛だったとわかり、苦しい思いが続いていました。真理にしがみつこうと思うのですが、苦しみが重くてそれができませんでした。本を読んでいても突破口が見つかりませんでした。ある日、「まいた種は自分で刈り取らなければいけない」という言葉で、自分の過去の行いで今の苦しみがあると気がついたときに、心が軽くなりました。すべて導かれていることを感じました。苦しみのあとだからこその深い安堵感を感じました。真理を実践していくことが、本当に人のために役立つのだと感じました。
「勇気を持って前進してください。」とありましたが、困難をひとつひとつクリアしていくことがカルマを解消していくことになると思いながら歩んでいます。今の困難は過去に起こしたことがカルマとなっていることを知り、とても深いことだと思いました。
一人一人に真理が広がっていかなければいけないということを、あらためて感じることができました。昨日瞑想していて思ったのですが、今までは私に与えられた役割や再生前に決心したことが果たせるようにと思っていたのですが、それはあまり考えなくていいのではないかと感じました。私の目的や資質や性格や能力などは、守護霊や背後の霊がすべて知っていて、その上で私を使ってくれるので、真理にそって動けることで目的を達成する方向に向かっているのではないかと思いました。これまで、自分の役割を果たすことにこだわりすぎていたと思いました。
以前からシルバーバーチの霊訓は知っていましたが、たまにしか読まなくなっていました。今日のニューズレターにあったように、自分なりの解釈をしてきました。そうした中で困難が生じてきたとき、正しい解釈ができず、落ち込んでしまったことがありました。今日参加して、基礎が大切だと思いました。今までは自分なりの解釈しかしていなかったから長続きしなかったのだと感じました。もう一度、1から始めたいと思います。
これまであまり祈りをしてきませんでした。ここ数カ月、通勤のときに、霊的真理が広がりますように、真理を求めている人に出会えますように…と祈ってきました。そうしていたら、今月のはじめ頃、真理を少しだけ話す機会がありました。マイナスのことを考えているとマイナスのことが起こります。それを抜け出すためにも真理が必要です。ボジティブに生きるためにも真理の実践が大切だと思いました。
霊的真理を知ったことで一番感じたのは、一人一人の中に神の分霊が宿っている、その神の属性が、犠牲的精神や奉仕の心、利他的な心となって出てくる、それが動物との違いだということです。その心を大きくふくらませていくことが地上の目的であると思っています。
地上に軸足を置くのではなくて、霊界に軸足を置いて、霊界からこの世を見ると、この世のことがすべてたいしたことではないことがわかってきます。すべて法則通りですから、この世の出来事を悲観する必要はありません。すべてありがたいと思ってやっていきたいと思います。私の指針は、ニューズレターとシルバーバーチの霊訓です。
「人のために尽くすことが平和につながる」ということと「自分自身をまず霊的に新生させる」、それから「自分の行為は世間の目ではなく、神の目で評価される」ということが心に残りました。また「霊的なことはゆっくり熟成させなければならない」と学びましたが、今自分は家庭菜園をやっています。大根の育て方に失敗したのですが、失敗が今後につながる、しっかりと自分の知識になる、そういうことをシルバーバーチが言っているのだと思いました。
真理に出会ってから5年くらいたちますが、いまだに真理に驚いている状態です。他にも感動したりすることもありますが、霊訓は、いまだに感動します。なんとか真理にしがみつき、精一杯やっているのですが、その割にはたいしたことができていないです。自分の場合は、スタートラインに立つまでにはまだ時間がかかるという気がしています。がんばってやっていきたいと思います。
今日はニューズレターにあった「まずは自分から変えていくこと」が基本であることを学びました。「祈り」と「真理の学習」を実践していく中で、スピリチュアリストとしての基本的な心構えができていくことを確認できました。霊的人生を歩む中でのトラブルや困難に遭遇したときには、基本に立ち返り霊的真理で乗り越えられるように、対処していきたいと思います。
スピリチュアリズムはどこまでも、人間一人一人の幸せ・霊的成長のために興されていることを改めて実感しました。また、今日に至るまで、ずっと背後から導いてくださった守護霊には本当に感謝しています。ニューズレター30号では「霊的新生」のためにすべき3つの項目について学びましたが、この3つの項目は、最初の2、3年やればいいというものではなく、その後も、5年、10年と続けていき、人生の最後までやり続ける必要性を実感しています。自らの力で成長し、もっともっと霊界の方々に使っていただけるように頑張っていきたいと思いました