2020年 7月11日・12日―学習内容
救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 その4
――『シルバーバーチの霊訓』を中心とするスピリチュアリズムの確立を!
学習のポイント ―――
私たちの役目は、『シルバーバーチの霊訓』を中心とするスピリチュアリズムを確立すること
7月で、今年の前半の読書会が終わります。今年は、2月から「救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像』を学習してきました。今回は、その締めくくりとして、全体像をさらに一歩深めて学習をしていきました。使用した資料は、スピリチュアリズム普及会のホームページの中のスピリチュアリズム・インフォメーション33号(2020年1月29日アップ)「『シルバーバーチの霊訓』を中心とするスピリチュアリズムの確立を!」→です。
インフォメーションの冒頭に次のようなシルバーバーチの言葉があります。
「地上世界は、たった一つの重大な原因によって、着実に改善されております。その原因とは、“霊の力”が働きかけているということです」
「たった一つ」とあります。地上世界の悲劇に歯止めをかけ、人類を救い出すことができる方法は、たった一つしかありません。それが「霊界主導のスピリチュアリズム運動」です。これは、人類にとって重大な事実です。しかし、霊的無知な地上人は、そうしたことを全く知りません。
私たちが、他の人に先駆けて『シルバーバーチの霊訓』を手にしたということは、地球人類の救済に関する重大な事実を真っ先に知った、ということです。スピリチュアリストは、人類史上始まって以来の大計画であるスピリチュアリズム運動について、それが起こされた理由や目的、今後どのように展開していくのか、というスピリチュアリズムの全体像を正しく理解していなければなりません。そして、霊界の計画にそってスピリチュアリズムのレベルアップを図ってかなければならないのです。
世の中には、「スピリチュアリズム」について書かれた本やネットでの情報がたくさん出ています。そして、スピリチュアリストを名乗る人もたくさんいます。それらを見ていくと、「スピリチュアリズム」にもいろいろな段階(レベル)があることが分かります。大きく分けると、スピリチュアリズム(スピリチュアリスト)には3つの段階があります。
初歩的段階が、現象レベルのスピリチュアリズムです。これは、心霊現象・心霊研究・不思議なものへの好奇心、というレベルです。
次は、知識・思想レベルのスピリチュアリズムです。これは、霊界通信によってもたらされた霊的知識や霊的思想への知的好奇心を中心とするレベルです。
これら2つは、次のレベルのために準備段階といえます。
霊界が意図した「人類救済」のためにスピリチュアリズムが、実践・信仰レベルのスピリチュアリズムです。これを、ハイレベル・スピリチュアリズムと言います。霊的真理を受け入れた人間が、それを正しく理解し、実践し、正しい信仰心を持って霊的人生を歩んでいく、というのがハイレベル・スピリチュアリズムです。
いつまでも心霊現象に関心を持つだけだったり、霊的知識の収集に時間を費やしていたのでは、霊的成長はできません。真理を実践してこそ、霊的成長という真の救いを得ることができるのです。つまり、実践・信仰レベルのスピリチュアリズムが、本物のスピリチュアリズムということです。地上世界に、ハイレベル・スピリチュアリズムが行き渡ったとき、全人類の救いというスピリチュアリズムの最終目的が達成されることになります。
『シルバーバーチの霊訓』は、最高の霊的真理を地上人に伝え、本物のスピリチュアリズムを普及させるために霊界がもたらした最高の霊界通信です。『シルバーバーチの霊訓』には、スピリチュアリズム運動の総指揮官であるイエスの教えが凝縮されているのです。
私たちの役目は、イエスの願いに応え、『シルバーバーチの霊訓』を中心としたスピリチュアリズムを確立していくことです。世界に先駆けて、この日本から、『シルバーバーチの霊訓』の真の価値を発信していきましょう。そして、霊的真理を実践してこそ、本物のスピリチュアリストであるという手本を示していきましょう。
■今回、初めて会場に参加できない方とオンラインでつないで読書会を行いました。札幌、宮城、茨城にお住いの方と埼玉会場とをネットでつなぎ、読書会に参加していただきました。会場の参加者とオンラインでの参加者が同じ講義を聞き、感想を述べ合いました。コロナの影響で遠方から参加することが難しい状況ですが、オンラインという方法を試みたことで、新たな学びの場が広がり、同志としての絆が深まったように感じます。これからも必要に応じて、オンライン読書会を開催していこうと思っています。
(※埼玉会場の感想は、オンラインで参加した方の感想も含まれています)