2013年2月17日学習内容
地上人類への最高の福音
3章知識はすべて、ためになるのです(P74~P81)→
ニューズレター30号
良きスピリチュアリストになるためには、まず何からはじめたらよいのか→
学習のポイント
皆さん、“霊能力”という言葉には馴染みがあると思いますが、“サイキック能力”とか“スピリチュアル能力”というと、あまり耳にしたことがないかもしれません。シルバーバーチは「サイキック・ローとスピリチュアル・ローとは少し違います」(P77)と言っています。サイキック・ロー(心霊的法則)のもとで発揮されるのが、サイキック能力であり、スピリチュアル・ロー(霊的法則)のもとで発揮されるのが、スピリチュアル能力です。一般に“霊能力”と言われていたものには実は2種類あることを、シルバーバーチは教えてくれています。
ご存知のように、地上人は霊体と肉体の二重構造になっています。肉体には、目で見る、臭いをかぐ、味わう、耳で聞く、手で触って感じる、というさまざまな能力があります。それと同じような能力が霊体にも備わっています。霊的視覚、霊的嗅覚、霊的触覚などです。こうした霊体の能力が表面化しているのが「霊能者」と呼ばれる人たちです。霊的視力で人やモノを見たり、霊的聴力で声を聞いたりします。
皆さんは、霊能者というと特別な人のことだと思っているかもしれません。しかし地上人は、全員、霊体を持っていますから、すべての地上人が潜在的に霊的な能力を持っています。ただ多くの人は、それが表面化していないというだけのことです。絵がうまい人もいれば、走るのが早い人もいる、それと同じように、霊的感覚器官が表面に出やすい人もいれば、そうでない人もいる、ということです。
サイキック能力には、霊視力や霊聴力、人を癒すヒーリング能力など、いろいろあります。テレビで見るような霊能者は、(本人がウソをついていないかぎり)ほとんどサイキック霊能者です。しかし、霊視力や霊聴力があると言っても、どのくらい見えるか、聞こえるかには、個人差があるということです。絵を描くのが上手だと言っても、どのくらい上手なのかには個人差があるのと同じことです。
では、スピリチュアル能力とはどんな能力でしょうか? スピリチュアル能力も、霊視力、霊聴力、ヒーリング能力などで、さきほどのサイキック能力と同じです。しかし大きな違いは、そのレベルにあります。スピリチュアル能力とは、サイキック能力が、格段に進歩、向上したもの・霊界人が利用できるレベルにまで高められたもののことです。サイキック能力は、個人レベル・地上レベルであるのに対して、スピリチュアル能力は霊界レベルであり、スピリチュアル霊能者は霊界とつながる中で能力を発揮するということです。
サイキック能力は、霊能者個人の霊体能力の範囲内ですが、スピリチュアル能力は、霊界人が地上人の背後から働きかけるため、個人の能力を越えた霊能力を発揮することができます。サイキック霊能者は、霊界や霊界人とは関係がなく、個人が主役ですが、スピリチュアル能力の主役は霊界人で、地上人は霊界の道具ということになるのです。
オーラが見えたり、未来を予想したり、地上レベルの人生相談に応じるようなサイキックレベルの能力は、霊界人にとっては何の価値もありません。霊的真理の重要性が理解できる、そしてそれを一人でも多くの人に伝えていきたいと決心する、それらはすべて、霊の心で考えた高次元の霊的能力と言えます。その意味でスピリチュアリストは、「霊性の優れたスピリチュアル霊能者」ということになります。霊界人は、そうした地上人に魅力を感じ、応援してくれるようになります。霊界の道具として、霊的エネルギー、霊的な力を注いでくれるようになります。
サイキックレベルの霊能力は、一個人のささいな能力でしかありません。しかし、私たちが霊界の応援を得て発揮できる能力は、霊界レベルのスピリチュアル能力です。皆さんはきっと“もっと能力があったら、霊界の優秀な道具として働くことができるのに…”と思っているかもしれません。しかし、自分の能力や未熟さを悲観することはありません。スピリチュアリズムの主役は霊界です。私たちは、スピリチュアリズムのために、人々の幸せのために懸命に働いていくことで、霊界の応援を得て、自分の能力以上のことができるようになっていきます。
参加者の感想
今まで、サイキック能力とスピリチュアル能力の違いが何回聞いても理解できませんでした。家で読んでいてP79でシルバーバーチが言っていることが、まったく理解できませんでしたが、今日学んで、とてもよくわかりました。
心の修養の厳しさを痛感しています。そうしたときはいつもシルバーバーチを読み、心を立て直すようにしています。真理と出会ってから4年くらい経ちますが、その歩みは遅々としたものです。しかし最近になって私の内側からあふれ出る言葉の中に、人のお役に立つ行為の中に、霊力を実感するようになりました。これからどんなことが待ち受けているかわかりませんが、常に自分の良心の声に忠実でありたいと思います。少しずつですが、スピリチュアリズムのために命を捧げてもいい、という思いが強くなってきました。
学んだ真理を普段の生活で活かさなければ意味がないというお話がありました。自分はそれを踏まえて、もう一度、学んでいこうと思いました。それから、真理に出会えたことは偶然ではなく、とても幸運なことだということをあらためて感じました。
スピリチュアリズムに出会えたことにますます感謝の気持ちが強くなりました。高い意識が持続できるよう日々、真理を学び、そしていつか霊界からの信頼を得て、道具として使っていただけるよう正しく生きていきたいと思います。霊界へ旅立つ時には自分自身でも頑張ったと悔いなく旅立つことができればと願います。
正しく生きていきたいと思いながら、実際はできていない日々でした。今日、参加して、自分を変えることが先決だと確認できてよかったです。シルバーバーチの霊訓に出会えてとても幸せだと感じました。
シルバーコードの切断について学びましたが、日本の医療現場はひどいものです。せっかく亡くなろうとしている人に点滴をして、なかなか死ぬことができません。日本人にとっての看取り方をどう変えていくかを考えていきたいと思いました。
スピリチュアリズムのために全力で取り組まなければならないと考えています。そのためには、徹底した真理の学習が必要だと思い、スピリチュアリズム関連の本を読んでいます。いつか読書会を開けるようにしていきたいと思っています。
今日学んだニューズレターでもそうですが、これから何度でも基本に戻って自分を見つめ直していきたいと思います。人に真理を伝えることを前提にして、真理をまとめていきたいと思いました。
地震の前からシルバーバーチは知っていましたが、震災で私の町だけでも約1,000人が亡くなりました。亡くなったあと、地上をうろうろしている人や残された人の悲痛な話を聞きます。今日、読書会に参加して、自分ではわかっているつもりでも人に伝えるのはとても大変だということがよくわかりました。
ニューズレター30号では、自分自身を確立するためにしっかりと霊的真理を学び、常に真理を実践することの大切さを学びました。まずは自分を変えていかなければ、霊界の役に立てるようにはなれません。真理実践の努力をしている者が、霊界の役に立てるのだと思います。自分の力でここまで歩んできたのではありませんから霊界への感謝の思いを忘れずに、真理実践の努力を続け、いつでも霊界の役に立てるようになりたいと思いました。
スピリチュアリズムと出会い、死後の世界があることを学び、確信が得られるようになったことで、自分の人生が一変したことを思い出しました。物質中心にしか物事を考えられなかった昔とは違い、今は人のためにお役に立ちたい、霊界の道具として働きたいと心から願っています。霊主肉従の努力は、肉体があるかぎり続いていきます。しかし常に希望を見失うことなく、スピリチュアリズムに導かれたことに誇りを持って、今後もがんばっていきたいと思います。