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2024年 6月 9日 ― 学習内容

スピリチュアリズムの思想体系〔Ⅲ〕スピリチュアリズムの信仰実践論

学習のポイント
 霊的真理を実践しなければ、「霊的成長」と「救い」はない

今回は、スピリチュアリズム思想の学習の最後として、思想体系[Ⅲ]を学びました。思想体系[Ⅲ]は、霊的成長のための実践軸にそって『シルバーバーチの霊訓』の内容を整理し、まとめたものです。地上人生の目的である「霊的成長」と「救い」を達成するためには、何を実践すればよいのか、ということを示しています。思想体系[Ⅲ]は、スピリチュアリズムの信仰実践論であり、私たちスピリチュアリストにとって実践の手引書といえるものです。

『シルバーバーチの霊訓』は、地上人生の目的である霊的成長のための道しるべとして、霊界から降ろされました。『シルバーバーチの霊訓』を読んで感動し、自分なりの理解にとどまっている人が多くみられますが、それでは霊成長をすることはできません。霊的成長という人間にとっての最高の宝は、霊的真理を正しく理解し、実践してこそ得られるものです。霊的真理は、実践に至って初めて、本来の目的を達成することになるのです。

「真理の実践」とは、神の摂理に一致しようとする努力に他なりません。霊界も宇宙も地上世界も、神が造られた摂理によって支配されています。人間はこの摂理にそって生きることで、霊的成長をすることができるようになっています。人間は、神の摂理に一致することによって霊的成長が促され、神に近づいていきます。そして、神に近づいた分だけ、魂の幸福と喜びが得られるようになっています。スピリチュアリストが歩むべき地上人生とは、霊的真理の実践によって、神の摂理に調和し、神に近づき、人間としての真の幸福に至ることなのです。

今回の学習では、人間が霊的成長をするための実践内容のうち、重要な5つについて学びました。
①霊優位(霊主肉従)の努力
②利他愛の実践
③霊的真理の普及活動(伝道)
④苦しみへの正しい対処
⑤祈り・礼拝

これらを含むスピリチュアリストの実践内容については、普及会のホームページにある思想体系[Ⅲ]→ を繰り返し読んでいただきたいと思います。

霊的真理を日常生活の中で実践するのは、大変なことです。しかし、せっかく真理を手にしながらそれを実践しないで地上人生を終えるなら、霊界に行って言葉にならないほど大きな後悔をすることになってしまいます。スピリチュアリズムと出会った者は、霊界の導きによって与えられた霊的成長のチャンスを無駄にすることのないよう、霊的真理の実践に励まなければなりません。真理の実践に、どれほど困難がともなっても、奮闘努力を続けることで、霊的成長という最高の霊的宝を手にすることができます。この地上人生を最も価値あるものにするために、全力を振り絞って高い世界を求めていきましょう。霊界に戻った時、「悔いのない地上人生だった!」と思えるよう、最高の奉仕のために、力を尽くしていきましょう。

参加者の感想

東京品川会場 →


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