2015年7月19日―学習内容
『シルバーバーチは語る』12章死後の世界→
スピリチュアリズム普及会・インフォメーションNo.16 「他の宗教での真剣な歩みは、将来、スピリチュアリストになるための準備になっている」
学習のポイント――シルバーバーチが明らかにした画期的な「死」と「死後の世界」
地上に生きている人間は、誰もがいつか必ず「死」を迎えます。どんなに地位や名誉があっても、どれほどお金を持っていても、「死」を免れることはできません。「死」は人間にとって宿命であり、私たちは、「死」に向かって生きていると言っても過言ではありません。
日頃は「死んだらすべてなくなってしまうだけだ」と強がっている人も、死が近づくにつれて、「死」への恐怖に駆られるようになります。また、愛する人の死に直面したとき、大きな悲しみに打ちひしがれ、生きる気力すら失ってしまう人もいます。
そうした「死」への恐怖から救われるために、人々は宗教にすがってきました。人間にとって宗教は、「死の問題」を解決するための手段であり、「死」の恐怖から逃れるための拠りどころとなるものでした。では従来の宗教は、その使命を果たしてきたでしょうか?
多くの知識を手にした現代人は、従来の宗教が説いてきた「霊魂の存在」や「死後の世界」について、あまりにも空想じみた子供だましの教えとしか思えず、信じることができません。
スピリチュアリズムは、そうした現代人に「死」と「死後の世界(霊界)」の実体を霊的事実に基づいて示しました。心霊現象を演出し、地上人にそれを検証させることで、「死」に関する真実を人々に伝えたのです。人々はスピリチュアリズムによって、人間は死後も生き続けること、そして死後の世界が存在することに確信を持つことができるようになりました。
スピリチュアリズムの進展にともない、最高の霊界通信である『シルバーバーチの霊訓』が地上に降ろされました。シルバーバーチは、それまでのスピリチュアリズムの死生観や死後世界観を一段と深めることによって、地上人に最高の霊的真理を伝えてくれました。
それは、これまでの宗教で説かれてきた「死」と「死後の世界」についての教えを180度転換する大革命と言えるものでした。人類史上初となる画期的な教えがシルバーバーチによって説かれたのです。
従来の宗教からシルバーバーチ登場以前のスピリチュアリズムへ、そしてシルバーバーチの教えへと、その進展の概要は次の通りです。
従来の宗教→スピリチュアリズム→シルバーバーチ
・死は恐怖→・死を恐れる必要はない→・死は喜び、希望、ご褒美
・この世がメイン→・この世と霊界→・霊界がメイン
この世は一時的な世界
シルバーバーチは「死ぬということは決して悲劇ではありません。むしろ今、その地上で生きていることこそ悲劇と言っても良いくらいです」(P212)、「人間にとって死は恐怖の最たるもののようです。が実は、人間は死んで初めて生きることになるのです。」(P211)と、驚くようなことを言っています。
シルバーバーチは、人類にとって最大の恐怖であった「死」を、喜びであり、希望であると言い、人間が本来生きる場所は、霊界であると断言しているのです。
私たちスピリチュアリストは、人類が永い間、願い続けてきた「死」の恐怖から真っ先に解放された幸運な者たちです。私たちは、シルバーバーチがもたらしてくれた最高の教えを、一刻も早く人々に知らせなければなりません。すべての地上人が「死」と「死後の世界」の真実を知ることができるよう、霊界と心を一つとして真理普及に努めていく使命があるのです。
参加者の感想
死が恐れるものではなく、喜びであり希望であるという言葉を知って、感謝の思いでいっぱいです。またインフォメーションは、感動と感謝を持って読ませていただきました。私はクリスチャンとして歩んできたので、信仰を持って歩むことの素晴らしさは身を持って体験しています。ここに書かれていることが大きな励ましとなり、一歩を踏み出すきっかけとなりました。利他愛の実践をし、霊的成長をしていきたいと思います。
「死ぬということは、牢獄から解放され自由になること」「霊界での強者とは弱者に手を差し伸べる力のある人のこと」という言葉が心に残りました。素晴らしい霊界のことを、死に怯えている人、苦難の最中にいる人、一人でも多くの人に伝えていきたいと思います。そして霊的同胞の霊的覚醒を祈っています。
死について、死後の世界についての真実を知ることができた喜びを、あらためて感じました。地上人生で何よりも大切な宝と出会えたことに感謝します。「その人の真の価値は、毎日をどう生きたかに尽きます」というシルバーバーチの言葉を常に思い出し、霊界の道具になれるよう、努力を積み重ねていきたいと強く思いました。
死後の世界が美しく素晴らしい世界であるとシルバーバーチは言っていますから、今から楽しみです。インフォメーションを読む前は、他の宗教を信仰して歩むことは無意味で気の毒なことだと思っていました。自分の両親が信仰をしていて、自分も子供のときから信仰をさせられていました。インフォメーションを読んで、信仰にはきちんとした意味があることを知りました。自分もすぐにスピリチュアリズムが信仰であることを受け入れることができました。すべてにムダがないと、あらためて理解できました。
スピリチュアリズムを知れば知るほど、他の宗教で歩んできたことを恥じていました。今日インフォメーションを読み、それを隠す必要はなく、よきスピリチュアリストになるための準備だったと知り、うれしい気持ちでいっぱいです。神の道具となれるよう、祈りながら毎日を過ごしたいと思います。
「どれだけ人のために尽くしたか、内部の神性をどれだけ発揮したか、ただそれだけです」という言葉が魂に強く響きました。霊訓を知り霊界の導きのもとで、多くの宝を手にしてきましたが、今一度、初心に戻り、信念と信仰を持って霊界の道具として歩んでいきたいと思いました。
霊訓と出会い、最高の教えを支えとして歩めることを、あらためて有難いと思いました。シルバーバーチは、霊中心の生活、霊的成長をする生き方を分かりやすく説いてくれました。その教えをどのように実践していくかを自分で深く考えていくことが大切だと、考えさせられました。
死生観と死後世界を整理して理解することができました。高級霊の道具として働くために必要な学びだと思いました。残された地上人生をしっかりと生き抜き、霊界に戻ってからも道具として使ってもらえるように頑張りたいと思います。
これまでの宗教では霊界の存在や死後の世界については、曖昧なままで、明確にすることはできませんでした。スピリチュアリズムによって初めて、死や死後の世界の真実の姿が明確に示されました。そのことによって私たち地上人は、確信を持ってスピリチュアリズム人生を歩むことができます。また今回、三大霊訓の中でも「シルバーバーチの霊訓」が特別に優れていることを再確認しました。シルバーバーチの霊訓にまで導いてくださった霊界の導きに感謝し、「シルバーバーチの霊訓」の素晴らしさを伝えられるようになりたいと強く思いました。
「死」を正しく理解することは、地上生活を正しく生きることにつながります。「死」はご褒美であり、喜びであること、霊界が本来の世界であること、地上生活ではどれだけ人のために尽くしたかが重要だということを学びました。この教えを胸に、私自身なにも恐れることなくしっかりと地上人生を生きていこうと思いました。