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2018年9月15日・16日―学習内容

スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ] 「摂理観」(摂理としての神)

学習のポイント ――― 神と人間の関係の大原則――摂理を介した間接的な関係

6月、7月と、スピリチュアリズムの神観について学んできました。シルバーバーチが明らかにした神観は、これまで人類が手にすることができなかった画期的なものです。従来の宗教の神観は、ほんのわずかな霊的情報をもとに地上人が勝手に考え出した神観でした。しかしシルバーバーチは、正しい神の姿を知る高級霊の立場から、地上人が持つべき最高レベルの神観を伝えてくれました。人類は、シルバーバーチによって初めて、「真実の神の姿」を知ることができたのです。

シルバーバーチの神観はどれも画期的なものですが、「摂理としての神」はスピリチュアリズムの神観の真髄であり、スピリチュアリズムの「摂理観」と言えるものです。 「摂理としての神」は、従来の宗教を根底から覆し、あらゆる宗教に革命的な変化を引き起こす最も重要な真理です。

これまでの宗教は「神と人間は直接的な関係である」と考えてきました。人間は神に願い事をすれば、神がそれを直接聞き届け、災いを取り除き、幸せをもたらしてくれると思っていました。必死に祈れば、神が奇跡を起こし助けてくれると信じてきました。「神と人間は直接的な関係である」――これが従来の宗教の共通認識だったのです。

しかし、シルバーバーチはそうした従来の宗教の常識を根底から覆しました。 シルバーバーチは「神の直接的な関与は絶対にない」と断言しています。神と人間は、摂理を介した間接的な関係である」――これが、シルバーバーチが伝えてきた霊的事実です。人間は常に、摂理を通して間接的に神と関係を持つようになっています。そして、神は必ず、摂理を介して人間に働きかけます。神が摂理を無視して、直接、人間に働きかけるようなことはありません。

神と人間の関係の大原則は「神と人間は、摂理を介した間接的な関係である」ということです。従来の宗教は、この真理が分からなかったために、何千年もの間、的外れな信仰や祈りを続けてきてしまったのです。

シルバーバーチは、霊訓の中で何度も「摂理としての神」を強調しています。それは、従来の宗教の根本的な間違いを正し、地上に「真実の神への信仰」を確立しなければならない、という願望と使命があるからです。人類が「真実の祈り」をするようになってほしいとの強い思いがあるからです。

皆さんは、遠藤周作の「沈黙」という小説をご存じでしょうか? 江戸時代、宗教弾圧の中で極限に追い詰められた信仰者の物語です。これまで人生を懸けて信仰し、神に奇跡を祈りながら殉教していった信仰者たちがたくさんいます。「どんなに祈っても、神は応えてくださらない。いつ、奇跡は起きるのか?」という深い苦悩と絶望を味わってきました。 彼らが信じてきた神観が間違っていたため、こうした悲劇が続いてきたのです。

高級霊たちの導きの中で、今、はじめて正しい神観が示されました。そして、私たちは、真っ先に「真実の神の姿」を知ることができました。私たちは、真実の神との関係をしっかり理解し、人生を正しい信仰に捧げることができる立場に立っています。神の愛と導きに確信を持って歩める人生には、不安や心配、恐れはありません。全人類が「正しい神」への信仰を持って地上人生を送ることができるよう、ただひたすら、神の道具として歩んでいきましょう。


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