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2018年4月14日・15日―学習内容

スピリチュアリズムの全体像<1> 救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像

学習のポイント ――― スピリチュアリズム運動の目的は、地球人類の救済

今回は、東京スピリチュアリズムサークルとして初めての読書会でした。14日(土)、15日(日)と、両日とも、参加者の皆さんの熱気にあふれ、霊的真理普及への意欲を高めることができました。
学習内容は、「スピリチュアリズムの全体像」でした。皆さんは「スピリチュアリズム運動とはどのようなものですか?」と聞かれたとき、答えることができるでしょうか? スピリチュアリストにとって、自分たちの奉仕活動の全体像を知ることは、一番の基本です。

スピリチュアリズム運動とは、霊界主導の地球人類救済計画です。これが一番本質をついたスピリチュアリズムの定義になります。地球人類を悲劇の中から救い出すために、高級霊たちによって始められた計画がスピリチュアリズム運動なのです。
では、高級霊たちはどのようにして地球人類を救済しようとしているのでしょうか?

地上は、さまざまな悲劇で覆われた暗黒の世界となっています。人類は、悲劇の中で苦しみ、不幸に喘いでいます。そうした悲劇の根本原因は、人類の「霊的無知」にあります。「霊的無知」とは、霊的なことを全く知らない、霊的事実が全く分からない、ということです。人間は、神についての正しい知識がありません。自分が霊的存在であることや死後も永遠に生き続けるという事実も知りません。

「霊的無知」な状態の人間は、「死によってすべてが終わる」「あるのは、この世だけ」と思っています。「死後の世界」もない、「神」もいないということになると、「生きている間にできるだけ楽しく過ごさなければつまらない」と考えます。
大半の地上人は、できるだけ多くのお金とモノを手に入れ、楽しく暮らしたいと願っているのです。つまり、物質中心主義が人々の心を支配しているということです。物質中心主義は、自分の利益を真っ先に求める利己主義を発生させます。地上は物質中心主義と利己主義に支配され、さまざまな悲劇が引き起こされているのです。

こうした地上の悲惨な状態を見て、霊界の人々は、悲劇の根本原因である「霊的無知」をなくし、地上の悲劇を一掃しようと考えました。イエスを中心とする高級霊が、地球人類の救済のために興した大計画がスピリチュアリズムなのです。

高級霊たちは、地上人を「霊的無知」から解放するために、地上に「霊的真理・霊的知識」をもたらすことを決めました。「霊的真理・霊的知識」とは、具体的には高級霊界通信のことです。多くの霊界通信が地上にもたらされましたが、霊界通信の最高峰と言えるのは『シルバーバーチの霊訓』です。『シルバーバーチの霊訓』は、地上人類にとって最高の霊的叡智であり、高級霊によってもたらされた真のバイブルです。

地上の人間は、「霊的真理・霊的知識」によって、「霊的無知」から「霊的知」へと変わっていきます。霊的真理を手にした人間が、それを実践することで、「物質中心主義」は「霊中心主義」へ、「利己主義」は「利他主義」へと変わっていきます。「霊中心主義」と「利他主義」が地球規模で拡大していくことで、地球全体が「霊的同胞世界」へと変わっていきます。

救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像を図示すると次のようになります。

霊界は「何としてもスピリチュアリズム運動を成功させなければならない!」という強い決意と覚悟を持って臨んでいます。すべてを犠牲にして働きかけてくださっている高級霊たちの苦労を決して無駄にしてはいけません。霊的真理を真っ先に手にした私たちには、霊界の道具となってスピリチュアリズム運動のために力を尽くしていくことが期待されています。

かぎられた地上人生を霊界の大軍団の一員として歩んでいくことは、どんな人生より価値あることです。この地上に「霊的同胞世界」が実現することを願い、霊界の道具として歩んでまいりましょう。


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