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2018年3月18日―学習内容

スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ] 「再生観」その3―再生観の補足

学習のポイント ――― 前世ブームのウソ

「再生観」も3回目の学習となりました。今回は再生観の補足として、前世ブームについて、スピリチュアリズムの観点から見ていきました。世の中には、自分の前世や守護霊について知りたいと思っている人がたくさんいます。ネットで「前世を」や「守護霊」で検索すると、数えきれないほど多くのサイトが上がってきます。

人の前世や守護霊は、簡単に分かるものなのでしょうか?霊的事実に照らして結論を言えば、前世も守護霊も特別な理由がないかぎり、地上人には分からないようになっています。『シルバーバーチの霊訓』や『霊の書』には、前世ブームがウソであることがはっきり示されています。

催眠術によって過去世を探るという「退行催眠」と言われるものがあります。20年くらい前にブライアン・ワイス博士が書いた書籍「前世療法」は、今でも多くの人たちに読まれています。「退行催眠」は、催眠術をかけられた人はウソはつけないはずだから、その人が語る前世は本当だろう、という前提で行われます。
シルバーバーチは「退行催眠」について、その人の想像力や潜在的願望の表れであったり、低級霊の憑依、また幽体離脱の記憶を思い出しているなど、さまざまなケースがあると言っています。そして、結論としては「いわゆる催眠術による遡及は頼りにならないと考えます」(『シルバーバーチの霊訓』(10)P131)とはっきりと述べています。「退行催眠」で前世を知ることはできないというのが事実です。

また『霊の書』では、「再生した霊はなぜ過去の記憶が消えるのか?」という問いに対して、霊界側は次のように答えています。
「神がその無限の叡智によって、人間のすべてを知ることができないように、また知らしめないようにしているのです。さえぎってくれる忘却という名のベールがもしなかったら、暗闇からいきなり直射日光にさらされたように、人間は目が眩んでしまいます。過去世のことを忘れているからこそ、自分を確保できているのです。」(『霊の書』P175)

もし皆さんが自分の前世を覚えていたらどうでしょうか? 前世でいいことばかりした人はいません。誰もが摂理に反したことをしています。前世で行った悪いことや恥ずかしいことを今回の人生で覚えていたら、苦しさや恥ずかしさで自分を保つことなどできません。ましてや、人に真理を伝えることなどできなくなってしまいます。
〚霊の書〛にあるように、「過去世を忘れているからこそ自分を確保できる」ということです。前世が分からないようになっているのは、神の親心と言えるかもしれません。

10年ほど前、テレビ番組の「オーラの泉」で、江原啓之氏による「前世リーディング」が大流行しました。毎週、江原氏が芸能人の前世や守護霊をリーディングするという番組でしたが、霊的事実に照らしたとき、江原氏のリーディングはすべて作り話だったと言えます。

日本だけでなく、世界中に「前世」を売り物にするニセ霊能者やニセ宗教が暗躍しています。これからも、人々の好奇心に付け込んでニセモノが次々と現われてくるでしょう。
本物とニセモノをしっかり見抜けるのは、霊的真理を正しく理解しているスピリチュアリストしかいません。スピリチュアリズムについて、ちょっと読んだくらいでは、ウソは見抜けません。霊界からもたらされた霊的真理が、人間の都合で捻じ曲げられることがないよう、私たちが守っていかなければならないのです。何が本物で何がニセモノかを人々に伝えていくことも、スピリチュアリストの使命なのです。

参加者の感想

壮大なスケールの再生観を学ぶことができました。さまざまな角度から再生について理解することで、より立体的に学ぶことができました。永遠の霊的人生に備えて地上人生を正しく生きるためには、霊的真理の正しい理解と実践に努めなければならないということを感じました。そして今こうして霊的真理を学び、霊的成長の努力ができることは、たいへん恵まれたことです。学んだことは、必ず時期のきた人に手渡していけるようにしたいと思いました。(40代・男性)

「自分の霊性は自分の心の内容とこれまでの生き方に示されている」という言葉が心に響きました。また、ニセ霊能者を見分けることも、真理を手にした私たちの使命であることを心に刻み、まず自分が摂理に沿い、真理を正しく理解しなければ…とあらためて感じました。(40代・女性)

類魂の同心円の説明を聞き、その奥深さにただただ驚きと感動の気持ちです。本を読んだだけでは到底理解できない内容を図で説明してもらい、とてもよく分かりました。再生の4つのポイントに加えて、今日の学習は再生の流れがより深く、そして広く心に入ってきて、胸がいっぱいになりました。今の日本はまだ前世ブームが続いています。それに騙される人を1人でも防ぐために、正しい真理の普及のために生きていきたいとあらためて決意しました。(50代・女性)

類魂の複雑でダイナミックな動きを感じ取ることができ、霊界での生命の息吹を垣間見ることができたように思います。霊訓が翻訳されてから30年という歳月が、霊的真理を体系的に学ぶことを可能にし、その学びに参加できることに感謝しました。真理普及に力を尽くせるように、日々努力を積み重ねていきたと思いました。(60代・女性)

高級霊のみが知る霊界の奥義を学ぶ機会に恵まれた私は、頑張ってもっと真理を深く理解したいと思いました。自分の限界に挑戦する気持ちです。この霊的真理が地上に広まって地上天国が実現するのだと思うと、1日も早く霊界の道具にふさわしい人間になりたいとあらためて思いました。できるかぎり地上人生の目的を果たしていきたいです。(60代・女性)

スピリチュアリズムを悪用し、霊的成長にとって全く関係ない事柄を売り物にする人たちがたくさんいます。そうした人たちの悪影響がなくなるよう、正しい情報・真理を発信していきたいと思いました。再生については、とても複雑で理解するのに苦労してきましたが、学びを通して徐々に分かる部分が増えてきました。翻訳のどこが間違っているかまでは理解していなかったので、今日教えていただき、正しく学ぶことができました。(20代・男性)

再生という私たち地上人にはとても複雑でとても重要な仕組みを、ここまで知ることができたことをとても幸せに思いました。地上人には前世は知らされないということの裏には、神の大きな愛と配慮があることもよく分かりました。(30代・女性)

1人で霊訓を読んでも決して理解できなかったであろう再生観、もしかしたら間違って理解していたかもしれない危険を回避できたことなど、読書会に参加できている自分の幸せな立場を感謝します。自分が地上に生まれてきた背後には、このような複雑なシステムがあったことを考えると、霊界から守り導いていただけることの有難さを実感できます。また、ここに集まっているメンバーや町を歩いている人たち、仕事仲間、家族…それぞれが背景を持って生きていることを思うと、今までとは違った目で見ることができそうです。ほんのわずかな地上人生ですが、霊的成長の大切なときであることを常に心に留め、清々しい気持ちで歩んでいきたいと思います。(40代・女性)

3回にわたって再生観を学ぶことで、再生に対する理解がぐっと深まりました。霧で曇っていた視界が一気に広がり、本当にすっきりした気分です。私たちが学んだ再生観は、シルバーバーチの交霊会に参加していた人たちも理解できなかった内容です。最先端の真理を学べることの恵みを感じました。また、翻訳上の問題点も分かりました。自分なりに解釈し説明することの問題を、あらためて認識することができました。私たちは、霊的真理を正しく伝えていかなければならないという重要な立場に立っています。それを自覚して、次の人に真理を手渡していきたいと思いました。(50代・女性)


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