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2018年10月20日・21日―学習内容

スピリチュアリズムの思想体系[Ⅱ] 「摂理観」その2 
人間を存在させる摂理と、「摂理の神」の信仰的意味

学習のポイント ――― 神の摂理にそうための忠実な努力が「正しい信仰」

シルバーバーチによって明らかにされた神観は、どれも画期的なものですが、なかでも「摂理としての神」は、スピリチュアリズムの神観の真髄と言えるものです。今回は、「摂理の神」の信仰的意味について学びました。

私たちが信仰実践の道を歩むに際して最も重要なことは、 神に対する正しい認識と、神との正しい関係を理解する、ということです。神に対する正しい認識とは、5つの神の定義を理解することですが、なかでも「摂理の神」についての理解が重要になってきます。そして、神との正しい関係の理解とは、「神と人間は摂理を介した間接的な関係である」ということです。 「摂理の神」への理解は、正しい信仰のためになくてはならない重要な真理です。

「摂理の神」の信仰的意味は、次の3つのポイントになります。

①摂理とは、神が人間を幸せにするために設けた仕組み
霊の親である神は、人間の幸せを願って摂理を設けました。したがって、 人間は、神の摂理に一致した生き方をすれば調和状態におかれ、幸せになるようになっています。反対に、摂理と一致しない生き方・摂理に反する生き方をすれば、不幸になってしまうのです。人間の幸・不幸は、摂理への一致によって決定するということです。人間は誰でも「幸せになりたい」と願っています。幸せになるためには、摂理に一致した生き方をすればよいのです。

②神の摂理にそうための忠実な努力が「正しい信仰」
人間の幸せを願う神の配慮から定められた摂理を無視して、自分の一方的な願いを訴えても幸せになることはできません。従来の宗教は、神にすがれば神が自分を救ってくれる、神が幸せをもたらしてくれる、という「他力信仰」でした。 「摂理の神」への霊的無知から発生した「他力信仰」は間違っています。
人間にとって「正しい信仰」とは、神が定めた規律、すなわち摂理に自分を合わせていくことです。自らが積極的に摂理に合わせていく「自力信仰」が「正しい信仰」です。
そして、「正しい信仰」を通して、地上人生の目的であり、人間にとって最も重要な「霊的成長」が達成されるようになっているのです。

③神の摂理の支配を踏まえた上での神への語りかけが「正しい祈り」
「祈り」とは、神に語りかけるという、人間にとって重要な信仰的行為であり、重要な霊的実践内容です。これまでの宗教が行ってきたように、自分の願いごとを訴えることは、正しい祈りではありません。神の摂理にそっていない祈りは、どれほど真剣であっても意味のない行為です。
「正しい祈り」とは、摂理の支配を踏まえた上での神への語りかけなのです。

スピリチュアリズムは、「神」と「神の摂理」に対する絶対信仰です。「いかなる時も、神の摂理にそう努力をしていれば、必ずよい方向に向かっていく」「神が最善の道を準備してくださっている」――そうした「神」と「神の摂理」への絶対的な信仰心を持って歩んでいくのがスピリチュアリストです。
私たちは真っ先に導かれた者として、正しい信仰の実践者としての手本を示していかなければなりません。次の時代の人たちのためにも、摂理に一致した信仰努力によって、霊的成長という真の幸福を手にすることができることを、身をもって示していきましょう。


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