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2020年 2月15日・16日―学習内容

救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 その1

学習のポイント ――― スピリチュアリズム運動とは、霊界主導の地球人類救済計画

2020年、第1回目の読書会を開催しました。今年も、皆さんと一緒に霊的真理の理解を深め、昨年以上に実りある読書会にしていきたいと思っています。今年は、「スピリチュアリズムの全体像」を学習していきます。「スピリチュアリズムの全体像」は、スピリチュアリストにとって、必ず知っておかなければならない重要な内容です。

皆さんは、「スピリチュアリズムとは、どのようなものですか?」と尋ねられたとき、答えることができるでしょうか?ほとんどの人が、どう答えればいいのか、迷ってしまうと思います。一番多い答えは、「スピリチュアリズムとは心霊現象や心霊研究だ」というものです。欧米では、ほとんどの人がそう思っています。しかし、心霊現象や心霊研究は、スピリチュアリズム全体のほんの一部でしかありません。

「スピリチュアリズムとは、霊界主導の地球人類救済である」――これが、スピリチュアリズムの本質を最も的確に表したスピリチュアリズムの定義です。この定義の中には、3つの内容が含まれます。
①スピリチュアリズム運動の主役は、高級霊団
スピリチュアリズム運動は、霊界の人々、もっと端的に言えば、霊界の高級霊団が主役となって進められています。その霊団の中心は、イエスです。

②スピリチュアリズム運動の目的は、地球人類の救済
特定の人間を救うのではなく、地球に生きるすべての人間を救うことが、スピリチュアリズムの目的です。

③なぜ、スピリチュアリズム運動が興されたのか?
地球人類が悲劇の中で苦しみ、不幸にあえいでいるからです。
高級霊たちは、さまざまな悲劇に苦しんでいる地上人を見て、「何としても人類を悲劇から救わなければならない」と決意し、スピリチュアリズム運動を起こしました。スピリチュアリズム運動は、霊界人の純粋な愛の思いから始まったのです。

では、スピリチュアリズム運動は、どのようにして進められていくのでしょうか?
それは、霊的真理を地上に降ろすことによって人類を救済していく、ということです。これまでの宗教では、「救済」というと「贖罪」や「奇跡」によって救われるとか、神仏や教祖を拝むことで救われる、と説かれてきましたが、そうではありません。「霊的真理」によって、人類は救われていくのです。

霊界から霊的真理が降ろされ、真理を知った人間がそれを受け入れ、実践し、霊的成長をしていくことで、救われていきます。そうした人間が、1人、また1人と増え、やがて地上人すべてが真理にそった生き方ができるようになることで、地球から悲劇がなくなり、「霊的同胞世界」が実現するようになります。

私たちは、他の人に先駆けて「霊的真理」を手にすることができました。真っ先に救いに預かった者として、その責任を果たしていかなければなりません。霊的真理にそった生活を心がけ、1人でも多くの人に真理を伝えていくことが、私たちがなすべきことです。高級霊たちは、「地上人類救済」のために休むことなく、働きかけてくれています。高級霊たちの愛に報いるために、霊界の道具となって人々の救いのために全力を尽くしていきましょう。「地上人類救済計画」という大事業に携わっていくことは、最高の栄誉であり、最高の人類愛なのです。


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