2013年3月17日学習内容

「地上人類への最高の福音」

3章知識はすべて、ためになるのです(P81~P88)

ニューズレター30号

良きスピリチュアリストになるためには、まず何からはじめたらよいのか」

学習のポイント

今回の学習箇所でルースが「あたしが知りたいのは(中略)あたしたち二人は得をしているかどうかということです」と言っています。大人であればシルバーバーチになかなか質問し辛いことですが、「得(恩恵)があるかどうか」を確認することは、スピリチュアリズムの価値を確認する重要なことです。

一般の宗教では、信仰するとさまざまな得・恩恵が得られると言います。お札やお守り、なかには壷や水晶を買うと、より多くの恩恵が得られると宣伝する宗教もあります。金運がもたらされる、運勢が上がる、不幸や災いから逃れることができるなど、物質的な恩恵を強調するのがこの世の宗教の特徴です。

しかしスピリチュアリズムでは、一般の宗教のように物質的な恩恵を受けることはありません。それにも関わらず皆さんは、スピリチュアリズムを一生懸命学ぼうとしています。そこには、物質の恩恵以上の素晴らしい恩恵、スピリチュアリストにしかわからない大きなメリットがあると感じているからに他なりません。

皆さんは真理によってどんなメリットを感じているでしょうか? 真理を知ってよかったと思う点は、どんなことでしょうか? 多くのスピリチュアリストが感じている点を以下にまとめてみました。

①“死”の恐怖から解放される

一般の人々が一番恐れているのは“死”です。死ねばすべてがなくなってしまうのではないか、死んだらどうなるのだろう……、死について考えたとき、ただただ不安と恐怖しかありません。しかし私たちは、霊界の事実を知ったことで、死は怖いものではない、悲しいものではないことがわかりました。

②物質欲から解放される

大半の人々は、お金やモノをたくさん持つことが、生活を豊かにし幸せがもたらされると考えています。しかし霊界のことを知ると、地上は一時の世界であることがわかり、お金やモノには魅力を感じなくなります。なんとか生活できればそれでいい、必要以上のお金やモノはいらないと割り切ることができます。モノに対する執着心がなくなると、とても気楽になります。霊的真理の実践という一番大切なことに時間とエネルギーを費やすことができるようになります。

③地上人生の目的が明らかになる

自分は何のために生まれてきたのかという根本的な問いに対して答えられる人は、ほとんどいません。しかし私たちは、地上で生きているのは「霊的成長をするためである」と明確に答えることができます。地上人生の目的がわかれば、どんな人生を歩めばいいのかとあれこれ思い悩む必要はありません。人々に幸せになってもらいたい、人々の役に立ちたい、という思いで歩んでいけばいいのです。

④苦難に対して、霊的視野で眺めることができる 

地上で誰もが体験しなければならない“苦しみ”に対して、霊的視野で眺めることができるようになります。苦しみや困難は、決して悪いものではありません。それどころか、霊的成長にとって不可欠なものなのです。永遠の霊界を考えれば、地上人生での苦しみはほんの一時の出来事にすぎません。霊的視点という一段、高いところから苦しみを眺め下ろすことで、地上での苦しみが小さなものになっていきます。

⑤常に霊界からの愛と導きがあることがわかる

人は誰でも、自分のことを理解してほしいと願っています。しかし自分を本当に理解してくれる人はなかなかいません。孤独の中で寂しさと不安を感じている人はたくさんいます。しかし真理を知った私たちは、いつも神から愛されていることを知っています。そして、守護霊がどんなときでも必ず守り導いてくれていることも知っています。決して一人ぼっちではないのです。たとえ周りの人から理解されなくても、神様と守護霊がわかってくれればいい、と心を治めることができるのです。そして、自分の動機が正しければ、霊界は私たちの最大の味方になり、応援してくれるのです。

参加者の感想

周囲に影響されずにスピリチュアリストとしての姿勢を保ち続けることを学びました。真理を伝えることが何より大切であることを念頭に置いていれば、いつもブレないでまっすぐな心でいられます。今までは周りの評価にとらわれていたので、この課題を乗り越えていきたいと思います。

真理を知ったことのメリットというお話でしたが、当たり前に思っていたことをあらためて認識できました。責任を果たすことの重さも感じています。頑張るしかない、最善を尽くすしかない、ということですから、それに向かって進んでいきたいと思います。

霊的事実がとてもわかりやすい形で自分の中に入ってきました。霊訓に出会って年数が経ってくると霊的知識が当たり前になってしまいます。しかし、霊的真理を知ることができた、ということ自体がとても価値あることだったことをしみじみ感じました。
また地上はいろいろな霊性の人が同じ平面上にいて魂の成長をしていくところです。神様が成長のチャンスを与えてくれたことに感謝の思いがわいてきました。

この1か月、自分はもっと強くなりたいと思っていました。何があっても動じない心が足りないために(最終的には真理にそうようにと思うのですが)、そこまでいく間に、心が乱れたりします。今日学んだ中で「最善を尽くしているときには、必ず霊界からの導きの力が加わっている……」とあり、やっぱりそうなんだと思いました。この1か月も頑張っていこうと思うことができました。

シルバーバーチに出会って、死の恐怖から解放されたことと生きる目的が明確になったことは、自分にとってとても大きなことでした。これほどの恩恵を受けたのだから、返さなければいけないと思いました。

スピリチュアリズムと出会って、真理普及のために歩んでいきたいと思っています。今日学んだ「心を正し、生活を正す」「人のために役立つように用いてください」と祈ることができないと、伝道できないと思いました。いずれ伝道のチャンスが訪れることを信じて歩んでいきたいと思います。

霊的真理によってもたらされたメリットをあらためて考えたとき、とてもたくさんありますが私が真っ先に思ったのは、人生の目的がわかったということです。スピリチュアリズムによって何のために生きているのかがわかってよかったです。真理を手にした人はそれを生かさなければなりませんから、日々、地道な努力をしていきたいと思いました。

読書会に参加して1年になります。毎回、刺激になって「頑張るぞ」という気持ちになります。「最善を尽くしていれば霊界の導きがある」という言葉が心に残りました。段階を踏んでもっと成長し、多くの利他愛を人に与えることができればと思いました。

真理と出会って沢山の恩恵が受けられたことに感謝すると同時に、知ってしまったからこそ無意識に沸き起こる自分の心のみにくさに日々愕然とし、反省する毎日です。
「人のお役に立つ機会をお与えください」と祈るよりも、まず「純粋な心をお与えください」と祈ることの方が今の自分には大事なように思っています。

惰性で暮らしていた私が、真理に出会い生きる意味を知ったことは人生の大きな転機でした。地上人生には目的があって、霊界に行く前にやるべきことを教られました。それは「摂理にそった生き方をすること」と「人に真理を伝えること」です。真理に導いてくれた恩恵を少しでも返すためにも、霊界の道具として働けるように霊中心の生活を送りたいと思います。

多くの宗教が、真理の理解もままならない信者に対して、布教を強いることがあるという話を耳にします。しかしスピリチュアリズムは違います。もちろんスピリチュアリズムでも真理の普及は大事なことと位置づけしていますが、真理を十分に理解しないまま伝道に走ることをいさめます。そのことからスピリチュアリズムは常に一人ひとりの霊的成長を第一に考えていることが分かります。人間の成長をこれほど重要視している教えはどこにもありません。霊的に成長するということは、そのまま地上人の幸せにつながっています。私たちは霊界から本当に愛されているとあらためて実感しました。高級霊に信頼を寄せ真理にそった忠実な歩みができるようにがんばろうと思いました。


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