2014年2月16日学習内容

「地上人類への最高の福音」

第7章偉大さの尺度は奉仕的精神の度合にあります

学習のポイント―――本物のスピリチュアリストを目指して歩む

スピリチュアリズムと出会い、霊的真理の理解を深めようと努力している皆さんは“スピリチュアリスト”であり、読書会はスピリチュアリストのための学びの場です。一方、インターネットなどを見ていると、「自分はスピリチュアリストである」と名乗る人たちがたくさんいて、日本にはこんなにも多くの“スピリチュアリスト”がいるのかとびっくりさせられます。

一般的に“スピリチュアリスト”とは、スピリチュアリズムを信じている人、という意味で使われています。しかし霊界人の目から見たとき、それだけではスピリチュアリストとは言えません。

“スピリチュアリスト”とは、スピリチュアリズムの霊的真理と出会い、その真理を信じて受け入れ、人生の指針、拠りどころとして歩もうとしている人のことです。ただ真理と出会って、『シルバーバーチの霊訓』を愛読しているというだけでなく、具体的に真理を人生の指針とし、実践していなければ意味がない、ということです。

ここ数年で、日本にもスピリチュアリストが増えています。霊界にとっても、それはとてもうれしいことだと思いますが、実際に真理を指針として歩んでいる人たちはどれくらいいるでしょうか? 霊界から認められるスピリチュアリストはほんのわずかにすぎないのではないでしょうか。なぜなら、大半の人たちは知識のレベルにとどまっていて、まだ実践レベルに至っていないからです。

私たちは、霊界から認めてもらえる「本物のスピリチュアリスト」を目指していかなければなりません。霊的真理を真っ先に手にしたものとしての責任を果たしてこそ“スピリチュアリスト”と名乗ることができるのです。
「スピリチュアリストの責任」「スピリチュアリストとして実践すべきこと」は、大きく分けて2つあります。1つは「自分を救うこと」、もう1つは「他人を救うこと」です。

スピリチュアリストというのは真理を手にした人のことです。何のために霊界から真理を与えてもらったのでしょうか。真理を実践して自分を救うためです。霊的真理を手にした者は、救いに至らなければ霊界の人々の苦労をムダにしてしまうことになります。スピリチュアリストは、霊界の人が与えようとしている「救い」を、しっかりと自分のものにしなければなりません。
自らが救われるためには「真理の実践をする」ということです。真理を実践することがスピリチュアリストとして一番大きな責任です。真理を手にして、自ら真理にそった生き方を心がけ、その結果として自分で自分を救うことができるのです。真理を実践し霊的成長をなして初めて、救われるようになっているのです。

そして、自分が救われるだけではなくて、霊界と同じ救う側に立って、他の人も救いへと導いていかなければなりません。人類救済計画の主役は霊界人ですから、スピリチュアリストは、その道具となって真理普及のために働いていくのです。まだ霊的真理を知らない人たちに真理を伝えていく、先に知った者として真理の実践の手本を示していく、それが他の人よりも先に「スピリチュアリスト」を名乗る者の務めなのです。

シルバーバーチは、「訓えは十分にそろっているのです。今必要なのは、その実行者です」(P204)と言っています。「救い」のために必要な霊的真理はすでに霊界から地上に伝えられています。これから必要なのは、それを実行する「本物のスピリチュアリスト」です。
私たちは、「自称スピリチュアリスト」ではなく、霊界人とともにスピリチュアリズムを推進していくことができる「本物のスピリチュアリスト」を目指して、努力していきましょう。

参加者の感想

以前、知人の誘いで、ある新興宗教に入っていたことがありました。スピリチュアリズムは一般の宗教と違って、細部まで納得がいくものです。合理的で納得がいくスピリチュアリズムに出会えたことと、心がけひとつで道具となれることの喜びや幸せを再確認することができました。『シルバーバーチの霊訓』に出会った頃の感動を思い出し、できることを少しずつ頑張ってやっていきたいと思います。

スピリチュアリズムを知る前と今とでどちらがいいかと聞かれると、間違いなく今の方がいいと答えます。自分が「霊的存在である」ということを知ることができ、救われました。人のために役に立つことが霊の向上につながることは、実践の中で感じることができます。日常生活で、些細なことからいざこざを起こしてしまいます。利己性が原因だとわかっていますが、なかなか利己性を払拭することができません。心の底から真理を理解することが必要だと思います。

今日はスピリチュアリズムの全体像を再確認しました。4年前、組織宗教に疑問を持っていました。読書会に参加して真理の理解を深めることができたことに心から感謝しています、霊的真理に出会えたことは、霊界が地上人に幸せになってほしいと願ったからだということを知って、絶対に真理と無縁な道には進みたくない、目に見えないけれど応援してくれている霊たちの気持ちに応えたいと思いました。

「真理の実行者」という言葉が心に刺さりました。これからも、道を踏み外さないで霊的真理にそって歩んでいけるようにしたいと思いました。日々の暮らしの中で悪戦苦闘の連続ですが、自分の改善すべき点や足りない点を真理にそわせていきたいと思いました。

私の今年の目標は、忙しいことを理由にせず、祈りの時間をつくっていくことと道具として働くために、肉体の管理をしていくことです。
私はスピリチュアリズムに出会って、大きな恩恵を受けました。自分の人生を見つめ直すこともできたし、かぎりある地上人生を悔いのないような生き方をしたいと思えるようになりました。シルバーバーチが「目標を高く掲げ、何ものにも屈しない盤石の決意を持って…」と言っていましたが、この言葉が心に大きく響きました。

スピリチュアリズムの全体像を限られた時間でわかりやすく学ぶことができました。スピリチュアリズムに出会う前のことを思い起こすと、今がどれほど幸せなのか、感慨深いものがあります。霊界からの導きを受け入れられるようになったことは、霊的成長の証だと感じています

2か月ぶりの読書会で、今日の日が待ち遠しかったです。読書会への参加や、日々、霊訓を読むことで、真理の理解が深まり、さらに背後で支えていてくれる霊たちの存在を、より意識できるようになったと感じています。
まず自らを救い、着実に霊的成長を遂げ、霊界のよき道具として他人を救う道を歩めるようになりたいと強く思いました。
「心がけひとつで道具になれる」というシルバーバーチの言葉が深く心に刻まれました。

過去から現在への経過にそって霊界から地上への働きかけを見ていくと、スピリチュアリズムが霊界主導であることが理解できます。その集大成が『シルバーバーチの霊訓』なのだと思いました。
訓えは十分にそろっている、あとは実行・実践あるのみです。肉体を持った霊として、地上でやるべきことをきちんとやり、霊界へ戻っていきたいと思います。人のために役に立つ場を与えてくださいと祈り、道具として使っていただける自分になれるよう、生活を正していこうと思います。

スピリチュアリズムは人類救済の切り札として、霊界の綿密な計画のもとに推し進められてきたことを確認できました。シルバーバーチをはじめとする高級霊の方々の働きかけがあって、スピリチュアリズムがここまで地上に浸透してきたことがよくわかりました。
霊界からの働きかけのおかげで、私も真理を手にすることができたことに感謝しています。私が今やるべきことは、手にした真理を次の人に手渡すことです。ライフワークとして、真理の普及のために神と霊界の道具として働いていきたいと思います。

スピリチュアリズムの全体像を学び、素晴らしい真理に導かれたことを、あらためて実感しました。スピリチュアリズムに導かれていても、心霊現象が霊的真理を地上に伝えるための準備として起こされた、と位置づけできる人は、まだまだ少ないです。そんな中で私たちは、地上人生の明確な目的を教えていただき、それにそって日々努力しています。それは、最高の地上人生・奇跡的な人生を送っているといっても過言ではないと思いました。霊界の意向をしっかりと受け止め、自らの霊的成長と人々の救いのために、少しでも貢献できるよう努力していこうと思いました。


TOP↑