2010年7月18日学習内容

スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ

第5章あなたが大霊なのです(P117~P124)

心の道場公式サイト「超宗教・高次元宗教としてのスピリチュアリズム」より

1.スピリチュアリズムと他の宗教との根本的違い

学習のポイント

「スピリチュアリズムは宗教です」というと、驚かれる方もいると思います。シルバーバーチは「スピリチュアリズムは信仰ではなく知識です」と言っていますから、スピリチュアリズムは宗教ではないと思っている方も多いと思います。しかし、シルバーバーチは交霊会の前と後にはかならず神に祈りを捧げ、いつも祈りの重要性を語っています。“神に祈る”以上、スピリチュアリズムも宗教であり、信仰なのです。
それではスピリチュアリズムもこれまでの宗教のように、教祖がいて、組織を拡大するために伝道をしていくのでしょうか?

言うまでもなく、答えはノーです。スピリチュアリズムは宗教ですが、これまでの宗教という概念を超えたものです。スピリチュアリズムは霊界で常識となっている信仰的生活をそのまま地上にもたらそうというものです。霊界には神がつくられた摂理に基づく唯一の宗教しかありません。それがスピリチュアリズムなのです。ですからスピリチュアリズムはこれまでの地上の宗教とは全く違う「高次元宗教・超宗教」と言えます。

P116に「真の宗教は大霊の子に奉仕することによって大霊に奉仕することです。…いつどこにいても人のために役立つことを心がけることです。同胞の荷を分かち合うのです。それが宗教です。」とあります。

正しい宗教、本当の宗教とは、利他愛を実践することで神に奉仕することです。霊界人たちは、神と神のつくられた摂理、神の愛を心から信じていますから、心から神を慕い、神の家族の一員として、お互いがお互いのために尽くしあうことは当たり前のことなのです。
人のために役に立つことは摂理に一致したことであり、霊的親である神に仕えるものとしては当然の行ないです。それをあえて地上の言葉で言うなら「宗教」ということになるのです。

それに比べて地上では、なかなか神の愛や摂理の存在がわかりません。そのため地上の大半の宗教は、神を称えながらも実際は人間である教祖を崇拝し、摂理ではなく、自分たちに都合のいい教義を作り上げ、理屈ぬきに信じ込ませようとしてきました。それがこれまでの「宗教」です。

地上の宗教は、霊界人から見れば、魂を縛り付け霊的成長を阻害するものです。「途方途轍もない間違った概念」(P123)であり、「足かせとなっていた無用の制約」(P124)です。スピリチュアリズムは「何世紀にもわたって引き継がれてきたものを解体し…教義を土台として築き上げられた間違いだらけの上部構造を破壊」(P123)し、地上に新しい宗教(高次元宗教)を確立していくことを使命としています。

「あなた方はその先駆者(パイオニア)なのです。」(P124)とシルバーバーチは言っています。新しい道を切り開き、後から来る人たちが楽に通れるようにしてあげることが、今の私たちの役目です。何事も先駆者には苦労がつきものです。新しい時代の幕開けの中で、最も価値あるもののために苦労できることに感謝して、明るく前向きにスピリチュアリズム人生を歩んでいきましょう。

参加者の感想

スピリチュアリズムと地上の宗教の違いがクリアになりました。地上の宗教は、さまざまな面で“煽る”ことが多いですが、スピリチュアリズムはそうではありません。キーワードは「霊界が主役」ということだと思います。自分のことであれこれ悩むのではなく、道具としてやっていけばいいので、ゆったりとした気持ちで伝道ができる、ということがわかりました。

日本では“宗教”というだけで、拒否されることが多いです。自分は信仰を持つことは大切だと思っています。
一般の宗教は信者を増やすことが徳を積むことだと言ったり、カルマを切るために献金をさせたりしています。しかし、大霊はそんなことは望んでいません。
本当の宗教は、大霊の心に寄り添っていくことだと思いました。

これまで宗教をやっている人にあこがれていました。自分も何か熱心に打ち込むことがほしいと思っていました。他の宗教を少し学んだことがありましたが、いいこともありましたが、何か違うなと思いました。
「スピリチュアリズム普及の主役は霊界の人たち」という言葉で肩の荷が降りたような気がしました。
私は今、「自分の感情をコントロールする」という目標に取り組んでいます。少しずつですが、実践していこうと思います。

今日学んだ中で、私も「霊訓に出会った頃の感動」が少し色あせていたことを感じました。もう一度、あの感動を取り戻したいと思います。
仕事柄、悩んでいる人に出会うことが多いので、少しでも役に立つことができればと思っています。それにはまず自分が真理にそった生活をしていかなければならないので、目標を持って、努力していきたいです。

「霊的法則で一番大切なのは、人のために役に立つこと」という言葉が心に残りました。それと、これまでの宗教は間違いだらけで、神の摂理からずいぶん離れていることを確認できました。できるだけ神の摂理にそったことをしたいと思います。

スピリチュアリズムと他の宗教との根本的な違いがよく理解できました。私は30年間ある宗教に入っていましたが、脱退しました。その宗教も組織が大きくなるにつれて、人を連れて行くことが実績となっていきました。30年も宗教をやっていたので、今までの仲間からどうして今さらやめるのかと言われましたが、シルバーバーチの言う「魂の革命」だと思って、これから頑張っていきたいと思っています。

今日学んだ中に霊団の仕事は、「摂理の存在の証明」「霊的知識を広める」「宇宙の大源である“霊”の真理を明かす」とありました。その手伝いができるのが、地上のパイオニアとしての私たちです。私たちが霊界の道具として働くためには、真理の学習と実践が大切です。日々の感情のコントロールや物欲のコントロール、そして種まきをすることが実践となります。毎日の実践の積み重ねが霊界の信頼を得ることになり、貢献のチャンスが与えられるのだと思います。霊界に使ってもらえるように努力したいと思います。

スピリチュアリズムが目的としているのは、どこまでも純粋に「人間の霊的成長」なのだということを再確認しました。そして、自分がそのスピリチュアリズムに導かれたことを、本当に良かったと思いました。
大半の宗教は、一人一人の魂の成長より、組織の拡大や資金繰りに奔走しています。しかし、信者さんの中には、純粋に人のため、世の中のために役に立ちたいと願っている人もいます。また、組織のあり方に疑問を抱いている人もいます。今後はそうした人達が、霊界から導かれ、スピリチュアリズムに出会うようになってくると思います。
先に真理に導かれたことに感謝して、これからは正しい真理を伝えられるよう、もっと学びを深め、実践していこうという思いを強くしました。


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