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2019年3月16日・17日―学習内容

『シルバーバーチの教え・上』 まえがきと序文を読んで②

学習のポイント ――― シルバーバーチの交霊会の舞台裏

今回は、前回の続きとして、『シルバーバーチの教え・上』の序文と1章、そして『霊性進化の道しるべ』にあるバーバネルの遺稿を読みながら、シルバーバーチの交霊会の舞台裏を見ていきました。

「序文」と「遺稿」を読むと、シルバーバーチの交霊会が行われていた時の様子がよく分かります。スワッファーや霊媒バーバネルは、シルバーバーチが語るメッセージの重要性をいち早く理解し、「これらを世界中の人たちに伝えなければならない!」という強い使命感を持って、シルバーバーチの交霊会を継続してきました。彼らがスピリチュアリズム運動の地上サイドの道具として力を尽くしてくれたことで、私たちは今、霊的真理を手にすることができました。先人たちの苦労には、心から感謝します。

交霊会で最高の霊的真理を地上に降ろすために、霊界サイドでは、万全の体制で臨んでいました。それが述べられているのが1章です。
「先ほど申した通り、私はさる筋から使命を仰せつかったのですが、そのときこう言われたのです。“使命を果たすためには、あなたは物質界まで降りなければなりません。そして適当な道具(霊媒)を見つけてから、その霊媒と霊的に親近性のある人間を数名選び出し、その霊媒を通してあなたがメッセージを語る場を用意しなければなりません”その言葉の通り、私がここへ、あなた方を導いたのです。」(教え・上 P24)

この部分には、シルバーバーチの交霊会が開始されるまでの霊界サイドの準備の様子が述べられています。
「さる筋」というのは、高級霊団のことで、その中心者はイエスです。シルバーバーチは、イエスから「霊的真理を地上に降ろすために物質界へ降りてほしい」と頼まれました。その使命を遂行するためには、霊媒を見つけなければなりません。シルバーバーチは、バーバネルが地上に誕生する前から見守り、地上に誕生してからは、片時も離れることなく、霊媒としての育成に努めました。

そして「霊媒と霊的に親近性のある人を数名選び出し」とあるように、シルバーバーチは、バーバネルと親近性のあるスワッファーや、のちにバーバネルと結婚することになるシルビアを交霊会のメンバーとして選び、バーバネルと出会うように導きました。さらに、霊媒を通してメッセージを語る場、つまり、定期的に交霊会が開催されるように、交霊会の主要メンバーも、霊界から導いたのです。

「私がここへ、あなた方を導いたのです」という言葉が示しているように、シルバーバーチの交霊会はすべて、霊界の周到な準備と細部にわたる導きがあって開催されました。大半の人は、霊媒がいれば簡単に霊からのメッセージが受けられると思っていますが、そうではありません。霊界サイドの綿密な計画と導きがあってはじめて、高級霊界からのメッセージが正確に地上に伝えられるのです。

「私がここへ、あなた方を導いたのです」――この言葉は、当時の交霊会のメンバーだけに伝えられたのではありません。今、読書会の皆さんにも、霊界から同じ言葉が伝えられるはずです。皆さんは、偶然、スピリチュアリズムに出会ったのではありません。皆さんは、地上に生まれてくるとき、「今回の人生でスピリチュアリズムに出会い、霊的真理を学び、それを人々に伝えていこう」と決意して再生してきました。そして、地上に生まれてから、守護霊の導きを受け、スピリチュアリズムに出会い、この読書会に参加するようになったのです。

皆さんのこれまでの歩みを振り返ってみてください。身近な人の死をきっかけにして、ここまできた人もいます。他の宗教で一生懸命、信仰して、スピリチュアリズムにたどり着いた人もいます。家庭や仕事で、さまざまな苦労をしてきた人、辛い病気を乗り越えて『シルバーバーチの霊訓』を手にした人もいます。
これまでの体験はすべて、今に至るために必要なプロセスだったのです。霊的真理を手にしたこと、そして、この読書会に参加しているということは、間違いなく霊界からの働きかけ・守護霊の導きがあったからです。

スピリチュアリズムにたどり着いた今、霊界は、皆さんをさらなる高みへと導こうとしています。私たちが、勇気を出して一歩、歩みを進めれば、霊界はその何倍もの愛と力で応援してくれます。
これからも霊界の導きを頼りに、最高の奉仕人生を歩んでいきましょう。スピリチュアリズム普及に全力で取り組んでいる霊界の人たちと心を一つとして、人々の救いと幸せのために働いていきましょう。


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