.

2020年 12月19日・20日―学習内容

2020年の読書会を振り返って

学習のポイント ――― 
 スピリチュアリズムの本質を示す「救済の観点」と「宗教の観点」から見た全体像

早いもので、今年、最後の読書会となりました。コロナ感染が拡大している中にあっても、読書会に集まって学べるのは、参加者の皆さんがスピリチュアリズムへの強い思いを持っているからです。霊界は、地上の混乱をものともせず、意欲的に学びを続ける様子を見て、「頼もしい道具に成長している」と思ってくれているのではないでしょうか。今回は、2020年の読書会の歩みをお話し、その後、皆さんに1年を振り返って発表していただきました。

今年は、1年を通して、「救済の観点」と「宗教の観点」という2つの観点から見たスピリチュアリズムの全体像を徹底して学んできました。2月の読書会の始めに、「皆さんは、スピリチュアリズムとはどのようなものですか? と聞かれたとき、なんと答えますか?」と質問しました。その時点では、多くの方がなんと答えればいいのか、自信がなかったと思います。

しかし、1年間、しっかり学習したことで、その「答え」が、明確になったことと思います。スピリチュアリズムとは、霊界主導の地球人類救済計画です。そして、人類史上、最大の宗教革命です。人類の救済も、宗教革命も、霊的真理を地上に降ろすことで、実現していきます。霊界が、スピリチュアリズムによって、地上世界と地上人類をどのように変えていこうとしているのか、その設計図が、救済と宗教の観点で学んだ2つの図になります。

こうしたスピリチュアリズムの本質を理解しているスピリチュアリストは、今はまだほんのわずかしかいません。イギリスやアメリカにも、多くのスピリチュアリストがいますが、その大半が、いまだに、スピリチュアリズムと言えば心霊現象だと思っているのです。心霊現象は、スピリチュアリズムのほんの一部にすぎません。私たちは、世界中のスピリチュアリストに先駆けてスピリチュアリズムの本質をしっかりと理解し、それを、あとに続くスピリチュアリストたちに伝えていく立場にあります。

『シルバーバーチの霊訓』を真のバイブルにし、霊的同胞世界を確立していくことが、霊界の願いであり、イエスの願いです。私たちは、その願いを実現するために、「道具」として働くことを決意し、今、基礎的な力をつけているのです。

読書会では、「救済の観点」と「宗教の観点」のビデオを見ましたが、それと同じものが、You tubeで配信されています。これらを見て、多くの人がスピリチュアリズムの大計画に驚くことでしょう。他の宗教を信仰している人たちも、食い入るように見ることでしょう。

「宗教の観点」では、強烈な反発も当然、起こってきます。なぜなら、キリスト教をはじめとする地上のすべての宗教を否定しているからです。しかし、それが、霊界が成そうとしていることなのです。イエスを総指揮官とする高級霊界で審議を重ね、シルバーバーチを通して送ってきたメッセージは、地上のすべての宗教をなくし、スピリチュアリズムという唯一の宗教を地上に定着させるということです。霊界は、その目標に向けて、すべてのエネルギーを注いているのです。

「救済」と「宗教」の観点から見た2つの全体像は、スピリチュアリズムの本質を示したものです。私たちスピリチュアリストが、霊界の道具となって最大限の力を発揮し、霊的同胞世界の実現に向けて貢献していくために最も重要な霊的知識です。ぜひ、繰り返し学んでいただきたいと思います。

今、地上世界は、大きな困難に直面しています。人々は不安と恐怖で混乱しています。しかし、霊的に見れば、人々が霊的なことに目覚める絶好のチャンスです。先に導かれた私たちは、この状況を霊的視野で眺め、霊界の方々の期待にそうことができるよう、常に心を高めていきましょう。新しい年も、霊界の道具として、真理普及にまい進してまいりましょう。

■今回も、会場に参加できない方とオンラインでつないで読書会を行いました。(※オンラインでの参加は、これまで会場で学んでいる方にかぎります。初めて参加される場合は、会場での学習にご参加ください。)


TOP↑